農政・農協ニュース

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4市町の歴史的風致維持計画を認定

 農水、文科、国交の3相は6月6日、広島県の尾道市と竹原市、三重県明和町、長野県東御市から申請のあった歴史的風致向上計画を認定した。

 通称“歴史まちづくり法”にもとづくもので施行は平成20年秋。市町村が作成した計画を国が認定し、法律上の特例や各種事業により歴史まちづくりを支援する。
 【尾道市】中世以降瀬戸内の港町として栄え、中世から近世にかけての寺社をはじめとした建造物が数多く、これら町並みを舞台に祭りが営まれている。坂の町でもある。
 【竹原市】近世に先人が賀茂川河口を干拓し、入浜式塩田を導入して製塩地として発展。酒造業や廻船などの多角経営で財を成した富裕層が意匠に優れた建造物を構えた。
 【明和町】古代から中世にかけ、天皇に代わって伊勢神宮に奉仕する「斎王」の御殿と事務所が置かれ、制度が廃絶した今も住民による保存顕彰活動が受け継がれている。
 【東御市】古くは名馬の産地。北御牧地域の用水管理と田園風景に加え、海野地域には北国街道の宿場町から養蚕・蚕種業の町として栄えた町並みがあり、例祭なども残る。

(2012.06.12)