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協同組合として医療・福祉の連携にどう取り組むか 9月に医療・福祉研究会

 日本文化厚生農業協同組合連合会(文化連)は9月26、27の両日、東京・新宿の農協会館で第16回「厚生連病院と単協をつなぐ医療・福祉研究会」を開く。
 今年のテーマは「地域包括ケアと協同組合の役割〜医療・介護の同時改定をうけて〜」。この研究会は2012国際協同組合年全国実行委員会の認定事業となっている。

 今年の2月、6年ぶりとなる診療報酬と介護報酬の同時改定が行われ、その答申の中で医療と介護の連携強化が提言された。
 地域医療を担い福祉事業をすすめるJAグループにも、その両方を視野に入れた取り組みが求められている。今研究会では、こうした情勢のもと協同組合としてどうやって安心した暮らし・地域をつくっていくかをテーマとした。
 26日13時から27日12時30分まで。参加費は会員1万5000円、非会員1万7000円(ともに会議費、資料代、交流会費込み。宿泊代は含まず)。
 問い合わせは医療・福祉研究会事務局(TEL:03-3370-2543)まで。

詳しいプログラム(予定)は次の通り。

【プログラム】 (敬称略)
○26日
13:00 開会
13:10 記念講演「貧困・格差社会と協同組合」宇都宮健児(弁護士、反貧困ネットワーク代表)
14:50 基調報告「在宅ケアと地域連携をどうすすめるか」北澤彰浩(長野県厚生連佐久総合病院副診療部長)
16:15 実践報告「ジェイエイ兵庫六甲福祉会の取り組み」向井洋江(社会福祉法人ジェイエイ兵庫六甲福祉会業務部長)
17:40 交流会
○27日
9:00  特別講演「社会保障と税の一体改革と地域包括ケアの今後」度山徹(厚労省老健局介護保険計画課長)
10:00 特別報告「訪問看護と“暮らしの保健室”から見えてきたこと」秋山正子((株)ケアーズ代表取締役白十字訪問看護ステーション統括所長
10:55 パネルディスカッション「安心のくらし・地域をつくるために協同組合は何ができるか」コーディネーター・石川満(日本福祉大学教授)

 

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