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農業委員への女性登用じわり

 農水省は平成23年度の農業委員への女性の参画状況を8月23日公表した(結果は23年10月1日現在)。

 全国の女性農業委員数は2070人で全農業委員(3万6034人)に占める割合は5.7%。農業委員数が減少している中、女性農業委員の割合は前年より0.8ポイント増えており、農業委員への女性の登用は進んでいるといえる。
 都道府県別でみて女性農業委員数がもっとも多いのが長野県の157人。次に愛知県の87人、埼玉・熊本県の84人。
 農業委員に占める女性の割合も長野県が11.3%でもっとも高く、次いで栃木11.2%、群馬9.4%となっている。
 全国の1713農業委員会で女性農業委員が登用されている農業委員会数は全体の58%となる1002で前年から96増えた。また栃木県と山口県は全国で初めて県内全ての農業委員会に女性農業委員が誕生した。
 22年に施行された「第3次男女共同参画基本計画」の中では、25年までに女性農業委員の登用がされていない農業委員会数をゼロにすることを目標としている。


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