農政・農協ニュース

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22年度食品廃棄物の発生量、8%減

 農水省は平成22年度食品廃棄物等の年間総発生量と食品循環資源の再生利用実施率を8月31日公表した。

 食品産業全体の食品廃棄物等の年間総発生量は2086万トンで前年より8%減った。
 業種別では▽食品製造業が全体の約8割を占め1715万トン(前年比7%減)、▽食品卸売業22万トン(同11%減)、▽食品小売業119万トン(同12%減)、▽外食産業229万トン(同14%減)。
 一方、食品循環資源の再生利用等の実施量は食品産業全体で1470万7000トン。実施率は82%。
 その用途は飼料が1070万9000トンで全体の76%を占め、その他肥料(17%)、メタン(4%)、油脂・油脂製品(3%)など。
 業種別の再生利用の実施率は食品製造業94%、食品卸売業53%、食品小売業37%、外食産業17%だった。食品リサイクル法では24年度までの目標値を食品製造業85%、食品卸売業70%、食品小売業45%、外食産業40%としており、外食産業の遅れがめだつ。

(2012.09.10)