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私と農業

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ニーズ対応より、ウォンツ創造型商品を

その3

 最近の消費者の食料品に関する各種アンケート等から考察すると、イメージや評判だけでなく、実際に自分の目で情報を確認し納得して購入する傾向が強まっているようです。

 食料品を購入する際、もっとも重視するのは「鮮度」、「国産であること」、「食品添加物が入っていないこと」などが「信用できる銘柄(ブランド)かどうか」を上回っています。ブランドは購入時のインセンティブ上位ではあるが、評判だけでなく、自分でしっかり確認したいという消費者意識がうかがえます。
 食品の「価格」より「安全性」を重視する人ほど、「地産地消」への関心が高いようです。消費者の中に「地産地消=安全性が高い」という認識が進んでいることが分かります。
 米を原料にした加工品への期待、健康食品等のヘルシーな食品、詳しい履歴を得られる商品など、付加価値の高い商品については、7割ほどの人が従来価格より割高であっても購入するとしています。
 2〜3割の消費者は、商品履歴が明確で、その情報に納得ができれば従来価格より30%以上高くても購入するようです。商品の付加価値をきちっと伝えれば、消費者は購入する傾向にあります。
 では、どのように商品展開していくか。
 提示されて初めて「そうそう、これ!」と思われる商品。つまり、シーズ志向・ニーズ対応だけでなく、“ウォンツ創造型商品”が重要になってきます。
 今後ますます重要視されるであろうキーワードは、「国内産」、「低カロリー」、「機能性」、「情報開示」などでしょう。これらのキーワードは、国内産米を原料とした米粉食品によって、すべてクリア可能になるのです。

その1その2はコチラから)


(その4に続く)

【著者】萩田 敏
           財団法人日本穀物検定協会参与、NPO法人国内産米粉促進ネットワーク副理事長

(2010.12.10)