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4月の外食売上げは前年同月比マイナス

 外食産業市場の4月の売上げは前年同月比で2年2ヵ月ぶりにマイナスに転じたと日本フードサービス協会が5月26日発表した。

 全店ベースによる全業態トータルでは98・7%で前年を1・3%下回った。4月は雨が少なかったが、休日が1日少なかったことが影響し、客数が減少した。
 既存店売上げも96・2%と前年を3・8%下回り、3ヵ月ぶりのマイナス。
 客数減少は原材料の値上がりによる食品などの値上げ報道が心理的に影響しているのではないかとの見方もある。
 そうした中でもクーポン券や携帯電話を使った会員向けサービスの販促キャンペーンや商品の質の向上で客数を伸ばしている企業もある。
 業態別ではファストフードは客数が伸びて売上げは横ばい。とくに、めん類が店舗数と客足の増加で売上げを伸ばした。ファミリーレストランでは中華の売上げが前年を上回った。

(2008.05.28)