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米麦副産物取引価格、10月は騰勢一服

農水省が3か月ごとに調査している米ぬかなど米麦副産物の10月取引価格は、昨年10月から続いた急騰が一服し、やや小幅の値上がりにとどまったことが11月25日に公表された調査結果でわかった。

    米ぬかの20年10月分全国単純平均価格は30kg入り包装・税込みで油脂用が517円で、7月比29円(5.9%)高だった。昨年10月以降は12.5〜15.7%の値上げが続いていた。油脂用以外の10月価格は同557円で、7月比22円(4.1%)高だった。昨年10月以降は5.6〜6.9%値上がりしていた。
    ふすまの10月取引価格は製粉工場倉庫渡しで同921円で、7月比9円(1.0%)高だった。昨年10月以降は5.7〜10.8%値上がりしていた。
    高騰していた国際穀物価格が値下がりに転じたことで、油脂用にも回るようになり、油脂用原料の品不足状態が改善されていることが要因と見られる。
    30kg紙空袋の米穀販売業者店頭渡し1袋平均価格は10円が固定相場になっていたが、10月価格はゼロ円だった。

(2008.11.27)