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プラスを回復、外食産業売上げ

 外食産業の10月度売上げは前年同月比101.3%でプラスに転じたと日本フードサービス協会が動向調査結果を11月25日発表した。

 10月は比較的温暖な日が多かったものの、景気後退で外食をひかえる傾向が続くなか、客数が前年同月並みの100%を維持し、客単価も1.2%伸びたのは会員各社の企業努力によると協会は評価した。
 とくに比較的低価格帯のファストフード業態が好調で全体を牽引したという。業態別ではファストフードの売上げが4.2%伸びた。前月は米飯を取り扱う和風の売上げが事故米問題も影響して伸び悩んだが、10月は各社の積極的な販促策もあり、客数が7.5%と大幅に伸びた。
 ファミリーレストランの売上げは97%強で前月よりも回復。とくに中華は101%と好調だった。
 パブ・居酒屋は101.1%。とくに居酒屋は客数がやや減少したものの客単価が4.2%伸びて売上げも前年を上回った。
 ディナーレストランは売上げで前年を下回ったが、客数は0.2%の伸び。
 喫茶は客単価の上昇で客数減少分をカバー。売上げをやや伸ばした。

(2008.11.28)