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 10代後半女性の65%は牛乳好き 「家にあれば飲む」が多数派 Jミルクが調査

 一生の骨量(骨の強さを表す指標)を左右する大切な時期に女子高校生はなぜ牛乳を飲まないのか。日本酪農乳業協会(Jミルク)は10代後半の女性を対象にインターネット調査をし、その結果を10月1日発表した。また女子栄養大学の上西一弘教授が調査結果を分析し、指摘した問題点を報告した。

 調査結果は牛乳を週に5日以上飲む人は37%強、全く飲まない人は12%弱だった。また飲まない理由の1つは「習慣がない」「給食で飲む機会がなくなったから」「家に牛乳がないから」だった。
 これについて上西教授は成長期にできるだけ骨量を増やしておくことが将来の骨粗しょう症の最も効果的な予防となるところが高校生になったとたんにカルシウムの摂取量は減少するこれは学校給食の牛乳がなくなるからだ▽高校生になっても牛乳を飲む習慣は続けたいものだーーーと指摘した。
 しかし牛乳が好きな人は約65%と多数派であり、また好きだけど毎日は飲まないという人の約60%は「家にあれば飲む」と答えた。 上西教授は嫌いではないのに飲まないのは飲む機会が少ないからだペットボトル飲料のように自販機で買って外で飲むケースはほとんどない飲む機会が一番多いのはやはり家庭ではないか飲む機会をつくる、習慣をつけるためには家庭で飲む機会をつくることすなわち冷蔵庫に牛乳を常備することーーーを強調した。
 また、この世代の母親はちょうど閉経期に当たるが、閉経期のカルシウム摂取も重要なので母子でカルシウムと骨を話題にして牛乳を飲む習慣をつくってほしいと提起した。
 この調査は今年8月、全国の16〜19歳の女性1200人を対象に実施。

(2009.10.15)