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冷凍食品の利用度が回復 協会が主婦の意識調査

 中国産冷凍ギョーザ事件で低下した冷凍食品の利用ひん度が回復しているとの調査結果を日本冷凍食品協会が10月18日発表した。

 冷凍食品を週に2〜3回以上利用する人は44%強となり、昨年1月の事件以前並みに回復した。平均利用回数は週2回。中国産を忌避する意識がやや低下したかたちだ。
 調査は8月中旬、冷凍食品を月1回以上利用している全国の25歳以上の既婚女性500人に聞いた。
 冷凍食品を買う時に重視するのは原材料産地の表示信頼できるメーカー製造工場が国内原料が国産ーーがいずれも8割台を占めた。ただ「価格の安さ」を重視する(67%)傾向も若い世代を中心にやや強まっている。
 食について一番信頼できるのは“自分の確認”(77%)、次いで生産者。メディアや行政への信頼は低い。
 「食の不安」では、農薬に対する不安が85%でトップ。次いで食品偽装▽魚介類の水銀汚染BSEなどの順。
 また冷凍食品は依然として弁当のおかずに使われることが多いが、家庭内の食事の一部としてもかなり浸透してきている。

(2009.10.20)