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内食化が追い風に 調味食品需要伸びる

 富士経済は調味料、調味食品68品目の09年市場動向を調査し、鍋つゆ市場では前年比8%増の270億円が見込まれると2月4日、発表した。

 鍋つゆ市場では、外食を控えた内食化傾向や、カレー鍋用の新規参入メーカーの増加により前年比22%増だった08年よりは落ち込むものの、09年も前年比8%増と顕著な伸びが見込まれる。またその他にもトマト鍋用、コラーゲン鍋用など鍋つゆ市場のバラエティー化が進んでいる。
 レトルトカレー市場も前年比3.8%の増加を見込む。節約志向から100円以下の低価格商品が伸びていることや、新型インフルエンザの流行により食料備蓄への需要が高まったことが背景にある。
 焼肉のたれも内食化が進む影響を受け、業務用は減少するものの市販用は増加傾向にあり、前年比2.9%と予測。内食化はお好み・焼そばソース市場にも追い風となっており、前年比2.1%の増加を見込んでいる。

(2010.02.09)