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スプレッドタイプで好調なクリームチーズ市場  富士経済・市場動向調査

 富士経済は農・畜・水産加工品と乳油製品の4カテゴリーから65品目の09年市場を調査し、その取りまとめ結果を2月23日、発表した。

 注目される市場はクリームチーズで、直接食べられるスプレッドタイプの市販用が好調であることや、業務用も値下げによる需要回復で前年比9.6%の増加が見込まれる。
 また、節約による内食化や家庭での手作り弁当が増えたことから、ハムやベーコンなどのソーセージ類も前年比2.7%増と好調な伸びを見せている。一方魚肉ハム・ソーセージは、不況の影響で低価格商品やPB商品への需要が高まったことから、前年に比べ数量・金額ともにやや減少傾向。しかしDNA入りなどの高付加価値商品の需要もあり、価格面は二極化している。
 冷凍野菜は08年の中国産冷凍餃子事件以降、市場の縮小は続いている。近年の外食産業の低迷も業務用として多く使用されている冷凍野菜市場に影響すると見ている。

(2010.02.24)