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食品産業の農業参入は拡大 半年で2ポイント増  日本政策金融公庫

 日本政策金融公庫は今年度下半期に行った食品産業動向調査で、食品産業からの農業参入が過去の調査から拡大していることがわかった―と2月26日、発表した。

 食品産業の農業参入についての調査は、これまで19年7月と21年7月の2回行ってきた。
 3回めとなる今回の調査で「農業に参入している」と答えた企業は10.5%と、19年の7.7%、21年の8.6%から比べて増加していることがわかった。参入の理由は「原材料の安定的確保」が40.3%と最も多く、次いで「高付加価値・差別化」(37.7%)、「トレサービリティーの確保」(27.1%)となっている。この結果から、農業参入は企業側が経営的メリットを意識しての行動といえるが、「トレサービリティーの確保」も3番めに多い理由であることから、食品の安心・安全への意識が高いこともうかがえる。
 参入について「検討・計画している」、「関心がある」と答えた企業は33.4%で、前回の38.1%から4.7ポイント下がったものの、参入見込みのある企業が多いことがわかった。
 「参入している」「検討・計画している」と答えた製造業のうち、最も多かったのは焼酎などの「酒類」、続いて漬物などの「農産保存食品」、「食肉加工品」となっている。
 一方、「参入を断念した、撤退した」と答えた企業は1.7%で、19年の0.8%、21年1.5%より増えている。

食品産業の農業参入への取り組み

(2010.03.01)