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米の在庫、農家一戸あたり344kg  農水省統計

 農水省は生産者の米穀在庫調査結果(6月末見込み)を7月16日に公表した。

 6月末現在の販売農家1戸あたりの米の在庫量見込みは344kgとなった。このうち精米を除く在庫量見込みは325kgとなった。
 調査対象は販売目的で水稲を10a以上作付けた販売農家で、調査戸数は5142戸。調査員が農家に対して調査票を配布し回収する方法で行われた。
 在庫量には、農家にある自家用米も含めた在庫のほか、JA等に寄託保管された自家用米や、販売予約済または手付金受領済であってもまだ出荷されていない米も含まれている。
 都道府県別にみるともっとも多いのは北海道で607kg、もっとも少ないのが三重県で214kgとなっているが、水稲作付け規模が反映されているとみられる。
 生産者段階の在庫調査を統計部が実施したのは初めてで比較する過去のデータはない。
 今後、このデータをもとに食糧部計画課が生産者段階全体の在庫を推計する。その結果は7月末に予定されている米の需給見通しなど「基本指針」を審議する審議会食糧部会に示される。

(2010.07.20)