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4カ月連続で前年を上回る  外食産業の10月度売上げ

 外食産業の10月度売上げは4カ月連続で前年を上回ったと日本フードサービス協会が11月25日発表した。

 猛暑の反動が懸念されたが、日祭日が去年より1日多いなどで10月の売上げは前年同月比3%増え、客数も4%増と好調。客単価は2%下回ったが、前月よりは回復した。店舗数は7カ月連続で前年を下回った。
 ファストフード業態は客単価が前年を下回ったが、客数が5%伸びて売上げが3%増えた。業種別では洋風が客数で前年をクリアしたが、客単価が前年をやや下回り、売上げは前年並みとなった。
 洋風以外では全ての業種が前年の売上げをクリアし、麺類は10%と二桁増を回復した。和風は客単価が大幅な前年割れだが、低価格帯商品の導入や、各社の積極的な販促策で客数が18%も増え、売上を5%伸ばした。
 ファミリーレストランは中華を除き、いずれも前年を上回った。 パブ・居酒屋は客数が前年を上回ったものの客単価と売上高は前年並み。居酒屋は客単価が落ちたが、客数が増えたため売上げ1%増と平成21年1月以来前年をクリアした。
 ディナーレストラン、喫茶の業態は客数、客単価、売上げとも前年をやや上回った。

(2010.11.29)