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4麦の収穫量、14%減少  農水省統計

 農水省は平成22年産4麦の収穫量を3月18日、発表した。調査結果は12月10日に発表したのに続き2報目。

 全国の4麦(小麦、二条大麦、六条大麦、裸麦)の収穫量は73万2100tで前年比12万1200t(14%)の減少。このうち小麦と二条大麦の収穫量は過去5年間でもっとも少なかった。
 小麦の収穫量は前年より10万2900t少ない57万1300tで、一等比率は全国で55.4%となり平成18年産の77.4%から年々低下している。
 二条大麦の収穫量は前年比1万1500t減の10万4300t。作付面積は前年より2%増えたが九州地域を中心に生育期間の降雨、春先の低温・日照不足の影響で10a当たり収量が前年産を下回ったことが要因としている。
 六条大麦の収穫量は4万4800tで、作付面積と10a当たり収量が前年産を下回ったため前年より7400t減少した。
 裸麦の収穫量は1万1800tで、10a当たり収量が前年より3%減少したものの作付面積が370ha増加したことにより前年より600t増えた。

(2011.03.22)