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22年の新規就農者数、5万4570人

 農林水産省は8月30日に22年の新規就農者調査結果を公表した。

◆新規学卒就農者は1590人

 新規就農者数は全体では5万4570人で前年にくらべて1万2250人(18.3%)減少した。ただし、就農形態別にみると、新規雇用就農者は8040人で6.2%、新規参入者は1730人で3.0%の増加となった。
 一方、新規自営農業就農者は4万4800人と22%の減。年齢構成は60歳以上が58.5%(2万6210人)、4059歳が24.4%(1万930人)、39歳以下が17.1%(7660人)となっている。それぞれの年齢で前年よりも減少し、もっとも減少率が高かったのは4059歳層で31.0%の減となった。また、新規学卒就農者は1590人で10.2%減少した。


◆雇用就農、非農家出身が8割

 前年にくらべて6.2%増えた新規雇用就農者(8040人)は、39歳以下が60.3%(4850人)、4059歳が29.5%(2370人)、60歳以上が10.1%(810人)となっている。39歳以下は減少し4059歳では増加した。また、新規学卒の雇用就農者は15.6%減の1410人となった。
 出身別にみると、農家出身は1650人、非農家出身は6380人で非農家出身が約80%となっている。
 また、前年より3%増えた新規参入者(1730人)では、39歳以下が37.0%(640人)、4059歳が38.7%(670人)、60歳以上が24.3%(420人)となっている。
 なお、今回の調査は東日本大震災の影響で一部地域で調査ができなかったため推計値も反映されている。

(2011.09.02)