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汚水処理普及の大きな格差続く  農水省などの統計

 農水、国交、環境3省は平成22年度末の汚水処理普及状況をとりまとめ9月1日に発表した。

 汚水処理施設の処理人口(岩手、宮城、福島3県は調査対象外)は前年度末に比べて89万人増加し、1億531万人となった。
 これを総人口に対する割合でみた汚水処理人口普及率は約87%となった。
 しかし、この普及状況は、大都市と中小市町村で大きな格差があり、とくに人口5万人未満の市町村の普及率は約72%にとどまっている。
 普及率1位は東京都で99・5%、次いで?兵庫県?神奈川県?大阪府?京都府。
 低位のほうは1位が徳島県の49・4%。次いで?大分県?香川県?鹿児島県?愛媛県。
 処理人口を処理施設別にみると、下水道によるものが約9100万人、農業集落排水施設などによるものが344万人、浄化槽によるものが約1060万人、コミュニティ・プラントによるものが約25万人。

 3省は下水道、農業集落排水施設など、浄化槽、コミュニティ・プラント(地域し尿処理施設)の普及状況を毎年度調査し、結果を公表している。

(2011.09.05)