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野菜好きは9割以上 健康志向を追い風に  タキイ種苗が調査

 大好きな野菜は「トマト」という結果が、タキイ種苗の「2012年度野菜と家庭菜園に関する調査」で出た。
 8月31日の「やさいの日」を前に毎年行っているもので、20歳以上の男女600人(農業関連従事者を除く)を対象にインターネット調査した。野菜の好き嫌いでは「大好き」が38.5%、「どちらかといえば好き」が51.8%となり、合わせて野菜好きは9割に達した。

◆1位は4年連続トマト

「最も好きな野菜」1位は4年連続トマト 「野菜が好き」の理由は(1)おいしいから(2)健康に良いと思うから(3)栄養があると思うから、がベスト3で健康志向の高まりが野菜人気を後押しするかたちとなった。
 野菜に期待する栄養効果は、女性は「美容」、男性は「生活習慣病予防」が最も求められている。
 「最も好きな野菜」は4年連続で「トマト」(19%)が1位となり、前年よりさらに人気が上がった。2位は昨年に続いて「ジャガイモ」となり、野菜が「どちらかといえば嫌い」という人からも人気を集めた。
 この回答の中には「スイカ」「トウモロコシ」「サツマイモ」などを「最も好きな野菜」に挙げている人もおり、スイーツやおつまみ感覚で食べられる野菜を好む傾向にあることがわかった。
 一方、「最も嫌いな野菜」は「セロリ」(11.2%)が初めて1位となり、3年連続で1位だった「ゴーヤ」(10.5%)は2位に下がった。3位は「ピーマン」。


◆家庭菜園の継続期間は3年未満

 家庭菜園の動向についても聞いたところ、女性のほうに経験者が多く、「ベランダや室内」で手軽に野菜を作っている傾向がわかった。「庭・畑・市民農場」を使っているのは男性のほうが多く、また高齢者の比率が高い。
 全体として家庭菜園の経験期間は「3年未満」がトップ。また「1年未満」の人が昨年から減少した一方で「半年未満」の人が増えている傾向にあり、昨年から節電対策などとして人気に拍車がかかっている「緑のカーテン」も含め、ここ半年で家庭菜園ブームが再燃してきているものと調査結果はみている。
 このほか、家庭菜園(野菜のタネや苗)にかかる1年間の費用は「3000円未満」などというデータもまとめた。
 「野菜」からイメージする「野菜が似合う芸能人」については昨年に続いてアイドルグループの「AKB48」が半数を占めて、ナンバー1となった。

好きな野菜

(2012.08.30)