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新規就農者増える  農水省調査

 新規就農者が前年より増えたと農水省は8月28日、調査結果を発表した。

 平成23年調査結果によると、同年の新規就農者は5万8120人で、前年に比べ3550人(6・5%)増加した。
 しかし5年前の18年と比べると、減少傾向を脱していない。
 就農形態別にみると、自営就農者は4万7100人、雇用就農者は8920人、新規参入者は2100人。それぞれ増加率は約5%、11%、21%。
 年齢別では39歳以下が1万4220人、60歳以上が3万1290人。それぞれ増加率は約8%、
14%。
 しかし40歳〜59歳は1万2610人で9・7%減少している。
 雇用就農者の出身をみると、非農家出身が8割以上となり、農家出身は少ない。
 新規参入者とは、調査期日前の1年間に土地や資金を独自に調達(相続・贈与などを除く)して新たに農業経営を開始した経営の責任者をいう。
 この調査は、東日本大震災で福島県の一部地域が調査不能となったことから、可能であった調査対象により集計した。

新規就農者数の推移

年齢別新規就農者数


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