特集

女性特集 第54回JA女性大会−いきいきした町づくり・村づくりをめざして
食料安保への挑戦(4)

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【第54回JA女性大会−いきいきした町づくり・村づくりをめざして
座談会 フレッシュミズ大いに語る】
女性の知恵と行動力で地域に新たな活力を 食農教育は子どもと親の両方に

<出席者>
大神明美さん(福岡県前原市)JA糸島女性部会員、
学校給食納入グループ「やってみよう会」会員
平塚由紀さん(福岡県うきは市)JAにじ「耳納の里」出荷者、JAにじフレッシュミズ会員
芝山季子さん(千葉県成田市)JA千葉県女性部協議会フレッシュミズ部会会長、JAかとり
司会 米本雅春氏 JA全中くらしの活動推進部部長

 いま日本の農業を本当に支えているのは女性だといっても過言ではないだろう。そしてその女性たちの次代を担うのが、主婦として子育て真っ最中の母親として、そして農業者としてがんばっているフレッシュミズの世代だといえる。そこでフレッシュミズの方々にお集まりいただき、どのような活動をしているのか、今後についてどう考えているかなどを率直に語り合っていただいた。司会は、JA全中で女性組織などの事務局を担当しているくらしの活動推進部・米本雅春部長にお願いした。

 米本 まず初めに自己紹介を兼ねて家族構成や農業との関わり、地域との関係などについてお話いただきたいと思います。
 大神 家族は夫と子どもが4人そして私の父と母に妹の9人家族です。夫は私の家に婿入りしてもらいました。結婚前は会社勤めをしていましたが、結婚を機に父のアシスタントとして農業をすることにしました。最近は、父母の体が弱ってきましたのでこれからは本格的に農業に取り組まなければいけないという過渡期にきているところです。
 芝山 3人姉妹の末っ子です。2人の姉が早くに結婚して家を出たので、3番目の私が跡取りとして家に残っている状態です。家族は祖父と両親の4人暮らしです。私の家は昭和40年に市川市から祖父と父が現在の成田市に移住して梨農家を営んでいます。JAかとりの組合員ですが、ここはさつま芋の産地として有名で「大栄愛娘(エイマナムスメ)」というブランド品があって鳴門金時と味を競っています。地域の仲間はみんなさつま芋農家なので、私もさつま芋の栽培をしていい勉強をさせてもらっています。
 平塚 家族は夫と中学生の息子2人と小学生の娘、夫の母親の6人暮らしです。農業はブドウ一筋で家族全員でやっています。ブドウは主に巨峰を栽培していましたが、5年前から種なしのピオーネも作るようになりました。作付けはピオーネが4反、巨峰が1町3反です。
 私自身は娘の小学校でPTAの理事をしていますが、今年度は県の役員にもなり、学校給食の地場産の献立部会の委員もしています。

◆地域農業を活気づかせているJAの直売所

大神明美さん(JA糸島)
大神明美さん(JA糸島)

 米本 私は、フレッシュミズの活動がこれから地域が元気になる起爆剤になるのではないかと思っていますが、いまみなさんがお住まいの地域の状況はどうですか。
 大神 JA糸島は玄界灘に面していて海の幸や山の幸が豊富にある地域です。いまJAの管内は活気づいています。それは「<RUBY CHAR="伊都菜彩","いとさいさい">」という直売所が19年4月にオープンしましたが、福岡市内などからの来場者も多く、出荷する農産物がどんどん売れているからです。売れるので作る方も活気がでて元気がでてきます。その反面で昔からあった中小の直売所の売り上げが若干落ちてきたところもあって、それをどうするかがこれからの課題ではあると思います。
 米本 芝山さんのところはいかがでしょうか。
 芝山 さつま芋など特産品は活気づいていると思いますが、全体的には働き手の高齢化とか後継者不足で、大きな農家の規模が徐々に小さくなってしまうとか、自分の代で終わりにしてしまうという声がちらほら聞こえる状態です。私は同じ世代の農業後継者のグループに入っています。ここも年々部員の減少が目立っているので、勧誘するのですが、農家の子弟でも農業を継がなかったり、農業をしていても人づき合いが面倒だとか、地域との関係がだんだん薄れてしまうなど、昔に比べると活気がなくなってきているように思います。
 いまは経済的にも厳しい状態ですので、直売関係とか見直して活性化できる方向に向かっていければいいなと思っています。
 米本 平塚さんお願いします。
 平塚 JAにじ管内は落葉果樹が盛んな地域です。市場流通は低迷している状態だと思いますが、5年前にJAが「<RUBY CHAR="耳納","みの">の里」という直売所を立ち上げました。周囲に道の駅などもあり売上は上がっているようですが、耳納の里自体も初年度5億円あった売り上げが5年目の今年は9億円を超える見通しだといいますから、5年で倍近く増えています。そういう状況を見ていると、消費者は新鮮で安全なものを求めているのかなと思います。と同時に、そのことを念頭に置いて気をつかって出荷しているから、消費者もそれを認めて、その結果売り上げが伸びていると思うので、大事にしていきたいです。
 問題点は後継者がなかなか育たないことかなと思います。どう後継者を育てていくかが一番の課題だと思います。

◆学校給食への納入で子どもたちとの交流が

 米本 農産物直売所の取り組みが地域の活力につながっていることが分かりましたが、そのなかでこういうことが楽しいとか、こういうことをやりたいとかありますか。大神さんは学校給食の納入グループに参加されていますが、いかがですか。
 大神 8年前に小学校の学校給食グループである「やってみよう会」にいれてもらい、家で作っている温州みかんや野菜を小学校や中学校の子どもたちに食べてもらっています。
 米本 どのようなきっかけで参加されましたか。
 大神 農業に携わるようになって、作るけれどその後の販売先などをどうしたらいいのかと悩んでいるときに、JA糸島の広報誌で「給食グループの発足会がある」という記事を読んで、どんな雰囲気か見に行こうと思って行きました。そうしたら、すでに納入グループの人と学校の栄養士さんがいて、実際に納入するものの割り当て会議だったんですが、近所のおばちゃんがそのメンバーの中にいて、“あんたも入らんねえ”と誘ってくれてメンバーになりました。
 その後、小学生たちとの交流も増えてきました。昨年からは小学校に行って授業の一環として子どもたちにお話する機会も多くなりました。
 米本 どんなお話をするんですか。
 大神 5年生のクラスで、給食の野菜はどうやって届けられているんだろうという子どもたちの疑問に答えるような内容です。私にも小学生の子どもがいますし、生き生きとした子どもたちと話すと、学校に野菜を持っていく励みができ嬉しいです。これからも自分でできることがあったらどんどん積極的に取り組んでいきたいと思っています。
 米本 活動のきっかけづくりのポイントは何ですか。
 大神 私の場合は、JAの広報誌と近所のおばちゃん(女性農業者)でしたね。
 米本 JA広報誌はよく読みますか。
 大神 必ず目を通します。
 米本 広報誌の役割というか有効な情報があるということですね。
 平塚さんはいかがですか。
 平塚 私はPTAを通じて献立部会に入ったときに、耳納の里でも地産地消に力を入れて学校給食に卸していることを、給食センターの人から聞いて知りました。
 それは地元の農産物を子どもたちに食べてもらいたいと考えた一人の栄養士の話に、耳納の里の店長が協力して組織化したそうです。2か月に1回集まって献立などを相談しているそうです。

◆農業体験で子どもたちが大きな感動

平塚由紀さん(JAにじ)
平塚由紀さん(JAにじ)

 米本 地域のいろいろな人が協力し合っているんですね。
 平塚 PTAの役員になったことで広がりができたと思います。最初に断っていたら何も広がらないと強く感じます。自分が第一歩を踏み出したことで、いろいろな人と知り合うことができました。家のなかでも耳納の里の出荷はすべて私が責任をもって担当していますので…
 米本 ご夫婦の役割分担がはっきりしているわけですね。
 平塚 そうです、どちらに聞けばいいかはっきりしています。
 米本 女性の持つ分野毎に能力がスムースに発揮されている感じですね。
 平塚 家族でみんなでやっている仕事ですから、主人とよく話し合っています。独りだけで突っ走らないで話し合って決め、窓口はそれぞれがという感じですね。
 米本 芝山さんはどうですか。
 芝山 私が所属している青年農業者グループの「大栄ファーマーズクラブ」で小学校の校長とお話しする機会があり、そのときに校長先生が子どもたちにもっと野菜を食べさせたいという話がありました。それから学校給食に力を入れるようになりました。給食センターの入札などで苦労することもありますが、できるだけ子どもたちに地元の野菜を食べさせたいとがんばっています。それから、農家の子どもも多いのですが、農業を手伝う機会が少ないので、農業を体験する機会もつくっています。
 米本 具体的には…
 芝山 ニンジンを無農薬で栽培する機会をつくってあげたら、子どもたちが“ニンジンはこういう風に大きくなっていくんだね”と感動している姿をみて、これは子どもたちにとって大きな体験であることが理解できました。また私たちにとっても大きな経験になりました。食農教育と地産地消は切っても切れない関係にあると思います。現段階では合併前の旧町の区域だけですが、合併した成田市に広げ、できれば千葉県の「千産千消」の活動に沿って大きくなればいいなと思っています。
 米本 地産地消では、直売所への出荷と学校給食への食材提供の2つの柱があるといえますね。いま学校給食がかなり注目されていますが、そこへ子どもたちのことを考え丁寧で気の効いた取り組みができるのは、フレッシュミズだと思います。食農教育を進めるためには学校給食を中心に位置づけることが一番良い方法だと思いますか。

◆非農家の人たちも参加できる楽しいイベントを

芝山季子さん(JAかとり)
芝山季子さん(JAかとり)

 芝山 子どもたちへの食農教育と親に対する食農教育があると思います。若い母親は子どもにご飯を作る習慣が減ってきていてコンビニ弁当だったりスーパーで買ってきた惣菜を子どもたちに食べさせていることが多くなってきていると思います。ですから、まず親に食の大切さを学んでいただいて、それを家庭での食農教育に発展させていただきたいと思います。千葉県内では学校で「房総太巻き寿司」を作る体験をする所がありますが、そこに親も参加していけるようにすると良い食農教育になるのではないかと思います。
 米本 学校給食もあるけれど体験学習もかなり効果があるわけですね。
 芝山 農家ではない人たちも巻き込んで楽しく体験できる場をつくるといいと思います。
 大神 給食食材を納めている小学校でも田植えや稲刈りを体験させたり、小学5年生では学校林で間伐を体験させたり、生ごみで堆肥を作りそれを活用して校庭の隅で大根やカブをつくったりするなど、積極的に体験学習をさせています。そして先ほどいいましたように私たちが授業に参加したり、生産者と子どもたち、さらに地域の人たちを巻き込んでできたらいいなと思います。
 米本 そうした活動は女性組織として取り組まれているのでしょうか、それとも仲間のグループとしての活動なのでしょうか。大神さんのところはどうですか。
 大神 給食グループはJA女性部と栄養士の方の強い熱意があって行政などを動かしてできたのだと思います。
 米本 平塚さんのところは…
 平塚 女性組織ではなくJAが動いたからですね。
 米本 芝山さんのところはどうですか。
 芝山 市や県の行政機関とJAに協力していただき、私たち青年組織が主になって動いています。
 米本 それぞれの地域によって、多様な形態がありますね。

◆一歩前へ出て活動することで自分が変わる

 米本 現在のJAの女性組織に対して、こうすればフレッシュミズの人たちが一緒にやろうという気になるアイディアとかありませんか。いまは組織で動くよりも気が合う友だちと一緒に動いた方がやりやすいという声も聞きますが…
 大神 私は20歳代のときには地元の青年団に入って活動していましたが、入団したときよりは辞めたときの方が団員数が減っていました。それは組織よりも気の合った友だちとドライブしたり食事したりする方が楽だからだと思います。でも、本当は仲間を求める気持ちはあると思いますね。
 米本 友だちと興味関心のあることを楽しくというパターンと、一方で、極端ですが例えば「国境なき医師団」や「アムダ」等のNPO、NGO等高い志や理念をもって社会貢献活動をしているグループもたくさんありますね。
 平塚 同じ趣味をもつ人たちと話すのは楽しいですね。でも、それだけでは幅が広がらないということは感じます。しかし、組織に入ると上下関係ができていずれは役員になるとか“お世話”をしなければいけなくなるのではないかと考え、組織的なものに参加することをためらうのではないでしょうか。でも、一歩組織に入ると自分の知らなかったことを知ったりでき、幅が広がります。だからできないかもしれないけれど、一歩前に出て引き受けて努力してみると、自分にプラスになるけしてマイナスにはならないと、私の経験からはいえます。
 米本 PTAでも大変だと思いますが、自分を一歩前に踏み出させたものは何だったのでしょうか。誰かが背中を押してくれたのでしょうか。
 平塚 何にでも興味はあるんですが、興味だけではできるものでもないですね。PTAにしても家族の理解があって、周りの人が“お願いします”と推してくれるから、“じゃあ”となるわけです。自分がやりますといっても誰にも支持してもらえなかったらできませんよね。
 米本 自分たちの住んでいる町や集落を元気にしたいとか、みんなが仲良くやっていける地域にしたいとかという地域の期待感を実現していこうというものですか?
 平塚 そんな大それたものかどうかは分かりませんが、私は子どもたちが笑顔で楽しく過ごせる学校にできたらいいなと思っています。そういう学校にするために、親の立場から何ができるか考え、積極的に活動したいと考えています。
 それはPTAだけではなく、フレッシュミズの会員でもあるので、勉強会などにも参加することで他の地域の人と交流もできますから、前向きに自分が変わらないと何も変わらないと思っています。

◆小さなグループが活発に活動できるような組織に

米本雅春氏(JA全中くらしの活動推進部部長)
米本雅春氏(JA全中くらし
の活動推進部部長)

 米本 芝山さんは、女性組織において仲間と一緒にやりたい活動をどのようにすすめたらいいと思いますか。
 芝山 JAかとりの女性部では「きらきらクラブ」というカルチャースクールのような活動が盛んに行われています。
 例えば、布草履を作る会とかを立ち上げて、それに興味がある人が参加するというものです。女性部という大きな組織のなかで同じ趣味や興味をもった人が集まって活動できる小さな組織があるわけです。フレッシュミズだけでやろうとすると、若い人の集まりが悪かったりするので、女性部の活動にフレッシュミズが一緒に参加させてもらうなど、お互いの協力関係を強めていけると、女性組織全体が活発に活動できるのではないかと思います。
 若い人は、仲のいい人と一緒に行動したり、上の人との関係が煩わしく感じてしまったりするので、そこをいかに上手くやっていくかをみんなで考えいくことで、活動にも幅が出てくると思います。
 米本 組織自体は大きくてもいいけれど、その中に活動目的別のグループが世代を超えて存在するような運営の仕方を仕組めないかということですね。
 芝山 フレッシュミズで今回こういう企画がありますといっても興味がない人は集まりませんね。でも、小さなグループで活動していれば、前に参加したのと違う会に参加すると、この間一緒だった人にまた会うことがあったりして、つながりができていくと思います。年齢が離れていても同じことに興味がある人同士は気心も知れ、コミュニケーションが深まると思います。そしてその小さな集まりも会員限定ではなく公募をして非農家にも広げていけばいいと思います。
 米本 趣味のグループとか生活文化教室を開催したり定期的に女性大学を開講する方法などがありますが、どのような活動がいいですか。
 芝山 女性大学は一般の人が入るには少し敷居が高いかなと思います。
 米本 女性大学のようなものを非農家を含めて公募することについては、組織にいる立場からは抵抗感がありますか。
 平塚 抵抗感はありませんが、「JA女性組織は農業をやっていないと入れない」とか、女性大学だけではなくJAの催しは「農業を知らなければ参加できない」と一般の人は思っているのではないでしょうか。JAにじでも女性大学を開催していますが、1期目は農家の人達がほとんどでした。いま3期目を迎えて非農家の人も多く参加するようになってきたようです。
 米本 私たちの食は、料理をして、あるいはされたものを食べることと、その食材である農産物を作ることの両方から成り立っていますが、農業者は作ることも食べることも両方します。消費者は食べることから入って、興味や関心があれば市民農園など作るところまで手がける人がいます。ですから、食と農の切っても切れない関係からすれば、両方を尊重する考え方で地域全体参加型をめざすことでいいのではないかと思います。非農家の人も一緒にという声が多くなってきているのではないでしょうか。
 芝山 どんどんそういう方向ですすめるべきですね。

◆女性部のイベントに男性にも参加してもらう

座談会

 米本 JAグループでは、食と農を結びつけ、両方をしっかり考えましょうと主張しています。もう一つは、協同組合理念にもとづき、助けあい活動をしましょうといっています。「食と農」と「助けあい」がキーワードです。そういうJAに対しての要望、ご意見はありますか。
 大神 JA広報誌でフレッシュミズがビーズの講習会を開くという記事を読むと、興味があるので行きたいと思うんですけど、私はフレッシュミズの世代を少し超えたので行き難いので、世代間の相互交流できる場を設けて欲しいと思います。
 米本 活動に柔軟性をということですか?
 大神 そうですね、足を運びやすいように…
 平塚 JAにじでは女性部の中に、フレッシュミズ、ミドルミセス、ゴールドミセスと年齢別にグループがあります。そのグループごとに月に1回くらい集まって勉強会とかやっていますから、同じような年代の人との活動は女性部にいればずっと経験できるかなと思っています。
 芝山 私がいま一番望んでいるのは、違う地区とか他県との交流をしたいときに個人では難しいのでJAが仲介して欲しいですね。とくに活発に活動されている人の話を聞くと元気もでますしね。
 米本 全国での相互交流は意味がある…
 芝山 そうです。
 米本 それといままでのお話を聞いていると、学校関係を中心にした食農教育や地域が一体となった地産地消の運動を進めていくことが、フレッシュミズ世代としては取り組みやすい活動ではないかと思いました。
 大神 私のところは父母の時代に山を開墾して40数年経つみかん農家ですが、20数年前にみかん価格が下落したので止めようかと考えたときに、市や農協から「みかんオーナー制度」を勧められ現在まで続いていますが、消費者と触れ合うことができて楽しいですね。
 米本 最後に、これからの女性組織がこうあったらいいなという要望があったらお願いします。
 大神 女性部の行事であっても、女性だけではなく男性も一緒に参加してもらうようにした方がいいと思います。
 米本 最近は高齢者の助けあい活動に男性も入ってくれるようになってきていますから、少しずつ変わってきているとは思います。
 大神 意識は変わってきていると思いますが、まだ女性部は女性だけでというイメージが強いと思います。
 平塚 女性と男性では考え方が違うところがあるので、一緒になって考えた方がいいと思います。
 芝山 私の父母の世代は男が前に出て女は家にいるという考え方が強かったと思いますが、いまは女性が元気になって活発に活動しているので、男女が平等になってきたと思います。JAかとりの甘しょ育成研究会では「大栄愛娘」を使った料理を紹介するなど、夫婦で一緒にPR活動をしています。そういう部会単位での活動を広げていければいいなと思っています。
 米本 今日お話いただいたような方向で進めば、地域に新たな活力がでてくるような気がしました。
 今日はいいお話をありがとうございました。

(2009.01.27)