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【ヤンマー】
海外売上高のびて増収増益  ヤンマー 中間決算

 ヤンマーは平成24年3月期中間決算を発表した。海外売上高の伸びや震災復興需要による売上増などから、前年同期比で増収増益となった。

 売上高は2707億円で前年同期比180億円(7.1%)増だった。このうち海外売上高は1191億円で同167億円増と好調で、全売上高に占める構成率は44%となった。
 売上高全体の5割以上を占める産業用機械の売上高は1496億円。このうち農業用機械は、国内での需要が減少傾向にある中、中国で乗用田植機、タイでトラクタの需要が伸びるなど海外市場が好調で売上高は前年並みとなった。震災関連では、復興の需要で建設機械が伸びたほか、発電機への需要が伸びたが供給制約の影響で前年を上回ることはできなかった。
 利益面では、経常利益は154億円で同44億円(40.4%)増、中間純利益は82億円で同18億円(29.4%)増だった。1株あたり中間純利益は194円57銭。
 通期決算の見通しについては、売上高が6月発表時に比べて265億円伸びて5305億円としたが、営業利益は同3億円減の196億円と修正した。経常利益は178億円で変わらず。


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