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【サカタのタネ】
100%植物由来の有機液肥を新発売 塩害土壌でも作物がよく育つ  サカタのタネ

 サカタのタネは100%植物由来の液体肥料「サカタ液肥GB」(製造:日本甜菜糖(株))を12月1日から全国発売する。塩害、高・低温、乾燥など生育環境の悪い土壌でも植物の生長を促進させる新商品だ。

「サカタ液肥GB」 「サカタ液肥GB」はマングローブ、海藻、麦、甜菜などに含まれる天然物質グリシンベタインが原料。この物質には植物細胞内の浸透圧を上げる効果があるので、ナトリウムイオンの悪影響を緩和させ、塩害や連作による塩類集積土壌でも植物を生長させる効果がある。また、高・低温や乾燥などのさまざまなストレスを緩和し、光合成能力を向上させる効果もあるため、農作物の品質・収量向上にも役立つ。
 熊本県八代市でのトマトやパンジーの試験では、通常では収穫不可となる塩濃度の高い土壌でも、この液肥を施すことで普通の土壌と同じように収穫できたという結果が出たほか、「厳冬期でも収量が落ちなかった」「追肥の量を減らして栽培できた」などと評判だった。
 過去にもグリシンベタインを配合した製品はあったが、この新製品は濃度が6%と従来品より高く、また化学肥料も含んでいないため、ほかの資材との混用もしやすい。
 1本10kg入り1万5750円(税込、希望小売価格)で、全国のJA、種苗店、資材販売店などで12月1日から発売。初年度3000万円、3年後には1億5000万円の売り上げを目標にしている。

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