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食鳥処理増える、肉用若鶏の出荷戸数は減少

−農水省の調査結果

食鳥処理は近年増加傾向が続いており、平成19年の処理羽数は7億2807万羽で前年に比べ1%増加、また処理重量は195万1575tで0.7%増加したと農水省が6月12日、食鳥流通統計調査結果を公表した。 肉用若鶏は処理羽数が6億2283羽、処理重量が175万4396tで、どちらも前年比0.2%増加した。 廃鶏は処理が9393万羽で7.8%、重量が16万5107tで6.7%増加した。 肉用若鶏の都道府県別出荷羽数割合は鹿児島県が19%で最も高く、次いで宮崎県18%、岩手県15%、この3県で出荷羽数の5割を占めている。 その他の肉用鶏(地鶏など)は徳島県が26%と最高で、愛知県と兵...

食鳥処理は近年増加傾向が続いており、平成19年の処理羽数は7億2807万羽で前年に比べ1%増加、また処理重量は195万1575tで0.7%増加したと農水省が6月12日、食鳥流通統計調査結果を公表した。
肉用若鶏は処理羽数が6億2283羽、処理重量が175万4396tで、どちらも前年比0.2%増加した。
廃鶏は処理が9393万羽で7.8%、重量が16万5107tで6.7%増加した。
肉用若鶏の都道府県別出荷羽数割合は鹿児島県が19%で最も高く、次いで宮崎県18%、岩手県15%、この3県で出荷羽数の5割を占めている。
その他の肉用鶏(地鶏など)は徳島県が26%と最高で、愛知県と兵庫県がともに9%となっている。
肉用若鶏の年間出荷戸数は2991戸で前年より2.4%減少したが、出荷羽数は6億2283万羽で0.2%増加した。したがって1戸当たりの出荷羽数は20万8000羽となり、前年比2.6%増加した。
その他の肉用鶏の主な種類は徳島…阿波尾鶏愛知…名古屋コーチン兵庫…丹波地どり秋田…比内地鶏福島…伊達鶏。
この統計数字は全国の食鳥処理場が生体で集荷し、肉用目的で処理した羽数と重量。戸数は1年間に処理場へ出荷した数字。  総務省の家計調査によると1世帯当たりの鶏肉の年間購入数量は15年の11.6kgから19年の12.4kgへと増加している。

(2008.06.13)