今話題のジビエ料理試食会を開催 JA全中2015年10月16日
JA全中は、日本ジビエ振興協議会との共催で、10月14日、JAビル4階の農業・農村ギャラリー「ミノーレ」において、国会議員で構成するジビエ議連メンバー等を招き、ジビエ料理の試食会を開催した。
近年、野生動物が異常繁殖して里山の生態系も変化し、田畑の農産物が鳥獣に食い荒らされる被害が増加しているが、野生動物の個体数管理の名目で狩猟や駆除が行われている。
日本では仏教の流布により殺生・肉食を禁じる制度が広がったが、一方、マタギ達による狩猟や、武士階級による狩りは、古くから現代まで連綿と続いてきた。奪った動物の命を尊重するためにも、人の命の糧として無駄なく食することは、世界的にも普遍の思考のようだ。
ジビエとは、狩猟で得た野生鳥獣の肉を意味するフランス語であり、欧州貴族の伝統料理として継承されてきた食文化そのものだという。
2015年2月、自民党の国会議員により、捕獲鳥獣の食肉を有効活用することで、農林水産物の被害や生活環境被害などの軽減を図ることを目的に、鳥獣食肉利活用推進議員連盟(ジビエ議連)が結成され、会長に石破茂地方創生担当大臣、幹事長に小里泰弘環境副大臣が選任された。
当日は石破会長をはじめ、ジビエ議連メンバー約30名がジビエ料理試食会に参加し、JR東日本エキナカで販売されているシカ肉バーガーや、ジビエ弁当などを味わった。
(写真)シカ肉バーガーを試食する石破茂・地方創生担当大臣
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