年間販売高 平均2億超 ファーマーズ・マーケット 全中調べ2015年12月21日
JA全中は12月18日、6月から7月に行った「平成27年度JAファーマーズ・マーケット実態調査」についてまとめた。年間販売額は全国平均で2億円を超えた。
同調査はJAファーマーズ・マーケットの実態を体系的・計数的に把握し、今後JAグループの組織力を活かした事業展開を図ることを目的として、JA・JA中央会の協力のもと、平成15年から3年に1度の割合で行われている(今回は22年より5年ぶりの実施となった)。
販売額は5年前の調査に比べ1店舗当たり平均4400万円増え、全店舗平均で2億2100万円となった。また販売額5億円以上の店舗数は全体の11%だった。全店舗の合計販売額は787億6800万円増の2129億円だった。
店舗面積が300平方mを超える店舗は、5年前より11%増の30.2%だった。200~300平方mの店舗が16.4%、100~200平方mが30.0%、100平方m未満が23.4%だった。
営業日数は増加傾向にあり、全店舗平均で326日となった。300日以上の営業日数の店舗が全体の84.5%。営業時間についても増加傾向で10時間以上営業する店舗が増えたこともあり、全店舗平均が8時間を超えた。
出荷者数が400人以上の店舗割合は29.5%と約3割を占めた。5年前に比べ1店舗当たり平均126.6人増えている。
残留農薬対策として生産履歴記帳(防除記録)の義務付けや点検を徹底している店舗が増え、生産履歴記帳の取組みを行う店舗は9割以上となった。
多くの店舗が現在の販売戦略のテーマとして「品質向上」「品目の品揃え拡大」を掲げている。またファーマーズマーケットの開設効果は、生産者の所得向上だけでなく、地域農産物の生産拡大、消費者の交流、女性・高齢者の生きがいなども挙がった。
この調査は、全国のJAファーマーズ・マーケット約1000店舗を対象に行ったもの(JA全中調べ)。
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