植物新品種で電子出願が可能に2018年2月20日
農林水産省は3月26日をメドに、種苗法にもとづく植物新品種の品種登録の電子出願および電子納付を開始する。その説明会が2月23日、同省の三番町共有会議所で行われる。
植物新品種の品種登録制度は、新しい品種を国に登録し、新品種の育成者の権利を知的財産として保護するもの。品種登録されると「育成者権」が発生し、その登録品種などの利用の権利を専有できる。わが国の品種登録件数は毎年、1000件程度登録されており、この登録数は世界で第5位にあたる。
また、電子出願と電子納付の導入により、入力内容のチェック機能やATM、ネットバンキングによる手数料の納入が可能になるなど、出願者の負担が軽減され利便性の向上が期待できる。
電子出願と電子納付までの流れ、およびログイン申請についての概要は次の通り。
【電子出願と電子納付までの流れ】
農林水産省品種登録ホームページからシステムログイン画面にユーザーIDおよびパスワードを入力し、電子出願入力フォームより出願者情報などの必要事項を入力。添付書類をアップロードする。入力内容を保存し、出願ボタンをクリックすると同省にデータが登録され出願される。
該当の出願にチェックを入れて納付申請をクリックすると、納付番号などが通知される。ペイジー(ネットバンキングやATM)を利用して出願料(4万7200円)を納入して完了となる。年中無休、365日24時間の出願が可能。
登録料も同ホームページからシステムログインし、簡単な手続で納付できる。
【ユーザーIDとパスワードの入手方法】
同ホームページから申請書をダウンロードして、事前に同省担当部署まで郵送する。FAXとメールでは受け付けない。2月27日から申請を受け付ける。郵送先は次の通り。
〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1 農林水産省食料産業局知的財産課種苗室登録チーム宛て。
【説明会の概要】
▽日時:2月23日午後3時から。
▽会場:同省三番町共用会議所第3、第4会議室
▽所在地:東京都千代田区九段南2-1-5
▽定員:60名(先着順)
○問い合わせ先:同省食料産業局知的財産課種苗室
○TEL:03-6738-6471
(関連記事)
・高温でも容易に着色する極大粒ブドウ育成に成功 農研機構(18.02.16)
・各国の保護担当官を集め登録出願説明会 JATAFF(18.02.14)
・中食・外食に大きな米消費拡大の可能性【藤尾益雄(株)神明代表取締役社長】(18.02.06)
・「金のいぶき」と「花粉米」、2つの機能性米(17.12.11)
・メキシコの花卉遺伝資源を保護 サカタのタネ(18.01.16)
・長ナスの新品種「PC筑陽」を新発売 タキイ種苗(17.12.03)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ハスモンヨトウが多発 ダイズは初期防除を 三重県2025年8月21日
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 栃木県2025年8月20日
-
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 香川県2025年8月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】暗号資産危機に日本はどう対応するつもりなのか 怪しげな仮想空間憂う2025年8月20日
-
富富富2万6800円、コシヒカリ2万6000円に 「精米5kg3000円台で買えるように」 全農とやま2025年8月20日
-
コシヒカリ2.6万円 全農あおもり、概算金の目安示す 「リスク取って集荷」2025年8月20日
-
魚沼産コシヒカリ3万2500円 全農にいがた、概算金決める 背景に作柄不安と集荷競争2025年8月20日
-
随契米 販売期間を延長 10万t未引渡し 農水省2025年8月20日
-
ぞうさん♪ぞうさん♪本当に作れるの?【小松泰信・地方の眼力】2025年8月20日
-
サザエさん一家の「もりのわ」話 吹き出しコンテスト 受賞作品決定 農水省2025年8月20日
-
「8月29日は焼き肉の日」キャンペーン 50人に飛騨牛1万円相当が当たる 飛騨牛銘柄推進協議会2025年8月20日
-
水稲栽培のメタンガス排出量・生育状況を調査 JA全農ひろしまと広島大学の共同研究2025年8月20日
-
酪農感謝祭2025開催 JA北宗谷青年部が豊富町で酪農PRイベントを実施2025年8月20日
-
「生産者応援キャンペーン」第4弾は「和牛」がお得 JAタウン2025年8月20日
-
「令和7年8月6日からの低気圧と前線による大雨に伴う災害」農業経営収入保険の支払い期限を延長(続報)NOSAI全国連2025年8月20日
-
季刊『うかたま』創刊20周年記念キャンペーン開催 農分協2025年8月20日
-
サブサハラアフリカのリン欠乏水田でコメ増収を実現 国際農研2025年8月20日
-
TICAD9 農林水産省セミナー「国際共同研究が育む未来」開催 国際農研2025年8月20日
-
賃貸経営の悩みに応える「空室対策セミナー」初開催 ジェイエーアメニティーハウス2025年8月20日
-
鳥インフル ブラジルからの生きた家きん 輸入停止措置を解除 農水省2025年8月20日