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夏の虫よけ剤 高濃度製品開発へ フマキラー2016年7月15日

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 フマキラー(株)は同社の「スキンベープミスト」シリーズ、「天使のスキンベーブ」で虫よけ有効成分の濃度を高めた新製品の開発に取り組んでいる。厚生労働省から6月15日付けで発出された高濃度有効成分の製品の製造販売承認の迅速審査を行う通知によるもの。

 この通知は、一昨年に国内で69年ぶりに感染が認められたテング熱や、今夏オリンピック開催地のブラジルなどでジカ熱が猛威をふるっていることが背景にある。これらの感染症を防ぐには、媒介するヤブ蚊(ヒトスジシマカ)に刺されないことが重要で、人体用虫よけ剤は有効な手段。厚生労働省では現在日本で販売されている人体用虫よけ剤の濃度より、さらに長時間虫よけ効果を発揮できるよう、国内での高濃度製品の早期販売を後押ししている。
 フマキラー(株)は売上No.1の「スキンベープミスト」シリーズのディート濃度を30%まで高めた新製品を、また新承認の有効成分イカリジンを使った「天使のスキンベープ」シリーズの濃度を15%まで高めた製品の開発に取り組んでいる。

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