防除指針作成に朗報 作物被害などを数量的に予測できる数理モデル2016年9月13日
農研機構は9月8日、草食動物と肉食動物の量を予測できる数理モデルを作成したことを公表した。これに害虫の発生量や作物の被害量が予測可能となる。
このモデルと使うと、農地の害虫(草食動物)の発生量や、天敵昆虫(肉食動物)の量、作物被害の程度などを数量的に予測できる。
(1)植物の栄養価、たんぱく質など、(2)害虫がどれだけ食べるか、(3)肉食動物と草食動物の栄養価、(4)肉食動物がどれだけの効率で植物動物を捕まえるか、などで、単位面積あたりの生物量を予測する。
農業では、栄養価の低い葉の時期での天敵防除や、実が成ったときなどには農薬で防除するなどといった切り替えなどについても予測することができる。研究担当者は、「県の試験所や農協で、防除の指針を立てる際などに役立のでは」と話す。
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