農業協同組合新聞 JACOM
   

紙面審議会

農協運動の発展にどう寄与するのか
「農業協同組合新聞」紙面審議会(下)

◆紙面審議会委員(五十音順)

◇座長・梶井  功 東京農工大名誉教授

◇安高 澄夫 福岡県・JAおんが組合長
◇阿部 長壽 宮城県・JAみやぎ登米組合長
◇石田 正人 長野県・JA北信州みゆき組合長
◇今村奈良臣 東京大学名誉教授
◇上山 信一 農林中央金庫元副理事長
◇太田原高昭 北海学園大学教授
◇北岡 修身 高知県・JA高知春野組合長
◇小島 正興 農林中央金庫監事
◇坂本 多旦 みどりの風協同組合代表、日本農業法人協会元会長
◇日和佐信子 全国消費者団体元事務局長
◇増田 佳昭 滋賀県立大学助教授
◇松下  久 静岡県・JAとぴあ浜松組合長
◇三嶋 章生 島根県・JA雲南組合長
◇山地  進 内外食料経済研究会代表


協同組合運動をどうとらえるのか


◆農協の水準を底上げするために

 梶井 今後、この新聞で取り上げるべきテーマは何かについてご意見を伺ってきました。関連して農協のあり方についてもご意見がだされましたが、この点についてもう少しお話をいただきたいと思います。

 今村 いま904単協があります。私なりの達観した考えでは、そのうち優れているのは200、どうにもならない下が300、間の中が400ではないかと見ています。上の200のうちのトップ50は非常に優れています。だから、どこに焦点をあてて農協を良くするのか、つまり、農協改革一般をとりあげるだけでなく、それぞれの状況に対応するかたちで問題提起する必要がある、つまり温度差が相当にあります。

 山地 僕は、50なら50の農協をキチンと紹介するなり、いま現場で何が起こっているかということを伝えるために、ネットワークを作り、多少、稚拙でも生の声を載せ、それに対して意見がいわれて積み重ねられていく。そういうことを、いまこそやっていくべきではないかと思いますね。
 もう一つは「制度農協論」ということがいわれましたが、いままさに私にいわせれば「ガラポン」で、今村さんが言いたくなるほど、上から下まで現実がひらいている。そこにどう光をあてていって、いいものを引っ張り出して、結果としてうまくいかせるか。その難しさは、単なる事業の問題ではなく、制度論が重なっている難しさだと思いますね。

 梶井 今村さんからかなり具体的な数字があげられましたが、なんとかすれば上にいけるのが400ある。この400が本当の農協になればだいぶ違ってきますかね。

 今村 私は、下の300をいかにして中に上げるかということが、当面する最大の改革ではないかと思いますね。
 そのためには何をすればいいのか。最後は人、つまり人材です。

 安高 そうです。私も人だと思います。それも農協のレベルではなく、農家組合員のレベルだと思います。農業者のレベルで農協のレベルが決まる、という意識をもつことが大切だと思います。

 増田 現場を見ていると、若い人の力が活かせていないなと感じることが多いです。トップの役割が重要なのは確かですが、若手の力をどう引き出すか、知恵を絞る必要があります。

◆時代の変化に対応した事業のあり方

 梶井 系統組織のあり方についてはいろいろな意見があります。それをどう紙面に提示していけるかは大いに議論したほうがいいですね。

 上山 私が入会した頃は、共販運動を一所懸命にやりましたし、出来すぎたときには調整保管をしたりしました。たしかに時代は変わってきています。しかし、いかに時代が変わっても個々の農家は販売能力はありません。代金回収もできませんから、どうしても協同して売らなければならないことは間違いありません。そのために農協はどうしても必要だと思います。いろいろ農協への批判はありますが、共同販売できなければ、農家の営農はできません。流通の形態がまったく変わりましたから、新しい流通に対応した共販をどう作り上げるかだと思いますね。

 今村 その通りです。これまでの農協共販、つまり無条件委託販売方式は、無責任委託販売だと批判され、どんどん逃げられています。JA−IT研究会に結集している皆さんの販売戦略、例えばJA甘楽富岡の改革新路線などを、大いに勉強してもらい広げたいと考えています。

 松下 JAバンクとかJAブランドといっていますが、私はJAブランドではマイナスになる面がでていると思います。農協は一つだといいますが、実際には格差がありますから、悪いところに足を引っ張られるわけです。私のところが平成7年に合併したときに6500億円の貯金があり、その年は23億円伸びましたが、8年は6億円しか伸びませんでした。住専問題があって農協はダメとなり、農協として全部くくられてしまったわけです。それがいまは250億円くらい年間で伸びるようになりました。農産物の販売でも無登録農薬問題が出ると、私どもは関係なくても、農協のものはとなってしまうわけです。
 だから、私のところは「JAブランド」ではなく「とぴあブランド」だと出しているわけです。これはある程度販売量を持たないとできないわけです。そして営農指導にも力を入れています。いま、女性の営農指導員が17名いますが、これには大学院を出たものもいますし、希望者だけを採用しています。そのことで、組合員に一般論ではなく独自の考えでやっていることを出しているわけです。
 時代は変わっていますから、男女共同参画にしても農協は別枠でいいという時代ではないわけです。

◆農協が動けば地域農業は変わる

 阿部 ここで農協の死亡診断書を書かれては困るわけです。

 梶井 そうですね。農協が活力をもつような議論をしないといけませんね。

 阿部 農協が動けば、農協運動を起こせば、地域農業を動かすことができます。地域には農協以外の農業団体がありますがこれを動かすこともできる。また、市町村の農政も動かすことができます。そういう存在感が、農協にはまだまだあります。どう仕掛けてどう実行するかです。
 昨年のJA全国大会で、事業改革なかんづく経済事業改革を決議しましたが、私は、これは総合農協にとって最後の改革だと考えています。これに失敗することはできない。何がなんでも成功させなければならないと思っています。
 改革を成功させるためには、各単協が本来の意味での組合員と地域とのかかわりを深めた農業協同組合運動を展開することに尽きると思いますし、そういう行動をどう起こすかがいまわれわれに課せられた課題だと思います。

 石田 女性の農協運動への参加が急速に高まってきました。正組合員化、女性総代、女性参与も理事となり、いまこそ農協の改革期を迎えたと思っています。またかつてのように、女性参加を促すために女性席を設ける時代は過ぎ去ろうとしています。
 総代会や理事会においても発言の声が大きくなり、新しい時代を感じています。意見内容も農業や農協経営の問題にとらわれず、幅広い内容としっかりした裏づけがされています。そのような女性の意見が取り上げられ具体化すれば総参加体制での取組みができ、時代の変化に対応した事業が展開できるとも考えています。

 安高 農協は変わらなければならないのですが、農協を誰が変えるのか。農業の協同組合ですから、紛れもなく農家組合員が変えなければならないのです。突き詰めるならば、農家組合員自身の「意識」が変わらなければならないのです。
 農協が地域農業をどのように動かすかということより、農業者が農協をどのように動かすかということの方が課題だと思います。農協からみると、農協という自分を変える方が、農家組合員という相手を変えることより簡単なのです。難しいことから逃げていて改革はできません。
 学校を出てから25年間、3年前まで専業農家だった私ですから、こんな考え方も許してください。

◆組合員の参加意識をどう育てるか

 山地 阿部さんが運動という言葉を使いにくくなったといいましたがどういう意味ですか。

 阿部 農協運動ということが風化してしまって、事業論だけだということです。事業論も私は農協運動は事業活動の中にあると考えますので、全国連との関係でいえば、農協運動に根ざした徹底した分担論なら見えるのですが、全国連と大きくなった単協との新たな系統二段階制の機能分担があいまいになっていると思います。また、経済事業改革も、事業論だけでは成功しないと思います。協同組合運動論を前提において、機能分担論を仕組んでいくことで見えてくると私は思います。そうでないと損か得かの話だけになってしまうでしょう。

 今村 そのときに運動の主体は誰ですか。

 阿部 中心にならざるを得ないのは単協の役員だと思います。

 今村 役員だけでしょうか。

 阿部 農協運動の原点は、地域農業をどう仕組んでいくかだと思います。それをやるには組合員の組織化を通してやっていかなければできません。その組織化を通して農協に結集する。そこに自然に運動が生まれますよ。どこに何をどうすればいいという…。それをどんどんやっていくことがいま必要ではないかということです。
 例えば、私のところは米の産地ですから、JA米ではなく、1万1000ヘクタール全部の耕地で、環境保全米づくりをやっていますが、動いてくれています。ですから、そのように組合員が組織を通して農協に結集することで、貯金や共済に波及していきます。そういう仕掛けです。農協に結集させ組織力強化をはかっていく、これが運動のスタートではないでしょうか。

 梶井 そういう議論を、どのように紙面に反映させるかですね。

 日和佐 基盤は生産者・組合員ですね。これは生協と共通する問題です。生協も組織が大きくなって、組合員の意識が、何で生協に入ってくるのかというと、便利だからというのが大半を占めるようになっています。その中でどうやって組合員意識を育てていくのかが、大きくなった生協の最大の悩みなんですよ。一人ひとりの組合員が、私たちの生協なんだと思って、生協というのはみんなが力を合わせてここまできたんだという自覚をどうやってもたせるかを、頑張ってやっていますよ。

 梶井 参加意識をもたせることですね。

 日和佐 それは農協も同じだと思いますね。

 阿部 仕掛けるには、役職員の意識改革をどうするかが先だと思いますね。先ほどの運動を仕掛けるのに1年かかりましたが、そういうときにこの新聞が素材として活用できると思いますし、活用できるような編集をして欲しいですね。

 梶井 日本の農協の一番弱いところは、組合員の参加意識がないことだと思いますね。 

 太田原 事業と運動の統一ということでは亡くなられた宇佐美繁さん(宇都宮大学教授)が、農協事業の「一国二制度」ということを唱えていました。市場出荷も産直対応も両方キチンとやり、消費者と組合員の多様化に対応するということですが、それを成功させているところもあります。こういうところを取材したいですね。

◆食料自給率論の展開を

 梶井 協同組合のあり方ということで、いろいろなご意見が出ましたが、その他でこういうテーマをということはありますか。

 阿部 取り上げてもらいたいのは「食糧自給率論」です。これは地産地消とか食農教育、農地がどれくらい必要かとか担い手の問題、都市と農村の問題など、ありとあらゆる問題に関わる問題ですので。これこそ農協運動の今日的なテーマだと思いますし、これをどう仕組んで運動を起こすかが、農協運動を復活させるテーマだと思います。1年間ぶっ通しでもいいから取り上げてもらいたいと考えています。

◆現場での具体的な事例による検証が大事

 北岡 農協サイドからみれば生産された農作物がどうなるのか。消費者の動きがどうなるのかを知りたいわけです。
 それから、農協合併をして大きくなると、農家と接触して対話する機会が少なくなります。組合員との接点をどうつないでいくのかがこれからの重要な課題になりますので、そういう面での実例を紹介するのもこの新聞の大きな仕事ではないかと思いますね。
 高知は園芸県ですが、価格変動で経営が左右されることが多いので、そのあたりをどうしていくのかが私たちの課題だと思っています。
 高齢化が進んでいるので、若い後継者には企業的な農業を目指さないかといっていますが、価格が不安定なので手が上げにくいわけです。年間通して安定した価格だよということになれば、手が上げやすいと思いますから、それをどうやっていくかですね。そのあたりのことが、この新聞でうまく流れればいいなと思っています。
 もう一つは、中国がかなり変化していますが、そういうニュースがあれば早めに流してもらうとありがたいですね。

 三嶋 農協のあり方について、一方的に型にはめるはどうかなという気がしています。時代が変われば農協の理念も随分変わっていますから、あまり片意地はらずに考えてもいいのではないかと思います。例えば、農協と生産法人がよくぶつかりますが、僕は、一つの枠にはめないで、やりたいことをやればいいと思います。全国連との関係でも、現場でこういう問題があるけれども、例えば全農はそのことについて何をしているのかを紙面にだしてもらえるといいと思いますね。

 梶井 販売事業一般論ではなく、具体的な場の中で、現場の農協と全国連がどういう事業分担でいくべきなのかというような点が不足しているということですね。
 お話を伺っていると、協同組合運動をどう組織するかという観点が欠けているということですね。

 三嶋 協同組合運動そのものも変わるものですから、どこの時点をとらえて協同組合運動といっているのかよく分からないことがありますね。

 梶井 マーケットも違いますしね。相手にするスーパーなどのバイイングパワーも変わってきているなかで、協同としての販売力をどう強めていくかを具体的な場で検証していくことが大事ですね。

 増田 広域合併がすすみ、一部には県域農協もできてきました。その意味では、単協と連合会との関係、あるいはそもそも連合会とは何なのかが問われる段階にあると思います。巨大化した全農機能がどのように再構成されるのか、さらに中央会機能の再編も今後の重要な問題でしょう。また、なんでもかんでも系統組織内部で自己完結すべきだという時代でもないと思います。系統外の企業との提携のあり方についても考えないといけないと思います。


◆今後期待すること


◆幅広い人の登場で若い人にも魅力ある新聞に

 梶井 この新聞で取り上げるべきテーマについて、さまざまなご意見がでましたが、最後に、これだけはキチンと抑えて編集した方がいいというご意見はありますか。最初に小島さんから包括的な問題提起がありましたが、いままでの論議を聞かれて小島さんいかがですか。

 小島 農協の機関紙的に特化しろというご意見と伺っていました。しかし、役職員は別にして若い人たちがこの新聞を読む気になるのかと考えると、魅力のある紙面を考えないといけないと思います。自発的に買わせるようにしないといけないと思います。そうすると執筆者にしても登場人物にしても、身内だけではなくて、また農業経済学者だけでなくて、もっと広い範囲の人をどんどん登場させなくてはいけないと思いますね。
 それから旬刊紙ですから確かにニュース性はありません。しかしニュースというのは、新しいものだけではありません。ニュースの見方、ニュースの取り上げ方、フォローアップの仕方は古いものでも十分あるわけですから、解説ではなくて、ニュースとしての取り上げ方がもっとあると思います。

 太田原 農業経済学者もかなり混迷しているところがありますから、執筆陣の幅を広げるのは大賛成です。最近はスローフード運動などさまざまな人が農業や農協への期待を表明していますので、大論文でなくてもエッセイやインタビューでこういう声を紹介して現場を励ますのがジャーナリズムの役目だと思います。 

 梶井 地域には農協だけではなくて、頑張っている組織や個人がいるが、それをつかみきれていない農協の弱さがあると今村さんが指摘していましたが、これを統合していくためにはどういうことがあればいいと坂本さんは考えていますか。

 坂本 人間が生きていくためには、経営だけでは生きていけない。と同時に、農政活動だけではいまの時代、分からなくなってしまった。そういう視点で考えていかないといけないと思います。そういう意味で、先ほど申し上げた、新しい農協活動を立ち上げて欲しいと思います。30アールのご夫婦と私たちのように50ヘクタール作って牛を何百頭も飼っているのを、一緒の教育をするのは無理でしょう。だけど法人だってはみだして一人で勝手にやっていこうというものは、一人もおりません。協同組合活動としてやりたいのです。それをどう束ねていくのか。新しい日本の農業の方向をぜひ考え、その入口をつくって欲しいですね
 それから農政だけではなく、経営という視点をこの新聞に取り入れていただきたいと思います。そうすると、若い経営者も女性も興味をもつと思います。

 安高 JAグループはこの新聞の購読推進をしていない。この点はとても素晴らしいことです。保護を受けている産業は進歩しません。保護を受けている新聞が発展してはならないのです。辛口の新聞であり続けることが、この新聞の存在価値なのです。自らの力で、選ばれる新聞、魅力あるHPになってください。 

 石田 農協が果たしてきた役割、そして次世代へ形を崩さず承継しなければならない問題がたくさんあります。その記事に農業経済学者のコメントを載せ、また新しい時代に向けた心構えや現世の人としてやっておかなければならない問題なども記事化することも必要だと思います。 

 増田 JAバンクシステムや経済事業改革の動きを見ていると、画一的規制の動きが強まっているのではないかと懸念します。地域の実情に対応した個性的な農協が育ってくることも、大事なことだと思います。そうした農協を応援する紙面づくりにも期待したいと思います。 

 梶井 長時間ありがとうございました。  

(紙面座談会を終えて)
 “新聞でありながら雑誌的な編集・紙面づくり”をしていることについて、各委員の意見は肯定的だった。
 “いろいろな面でタイムリーに問題点を掘り下げて解説し議論してくれているのは、現場の人間にとっては論点整理ができます”(阿部)、“少し時期が遅れても落ちついて問題をまとめて整理しているのは他にはなかった”(三嶋)、“時事問題に対する論議が早くて鋭い”(安高)、“いま農協としての方向性をいろいろな面から指摘し課題を提起してくれる、農業・農村・農協を知り尽くされている日本を代表する先生方の意見が他にはない形で紙面に反映されています。…大きく構成を変える必要はないと思います”(石田)等々のご意見、これまでのスタイルは基本的に維持すべしというご意見と承った。編集部は自信を持っていい。
 このスタイルの下で、何を取り上げるべきかについての意見としては、農協改革が焦眉の課題になっていることを反映してか、農協のあり方、農協改革の方向性を示唆する問題を取り上げよという意見が多かった。
 “農協事業の内容が変わってきているので、現場のよい例を発掘し、みんながそれを見て自分のところでもこなしていく。その試行錯誤が紙面に出るという積み重ねができるとよい新聞になっていくのではないか”(山地)、“JA―IT研究会、ここでは内発的なエネルギーに富んだ改革への議論が進められています。ここで問題提起された論点などを多いに広く紹介してほしい”(今村)、“農協をもう一度キチンと見直して…時代の変化にともなっていま何がダメになったのか。運動として、何を改革しなければならないのかを、紙面でもう少し議論してもらいたい”(上山)、“危機感のないJAグループに、ものをいう新聞が必要なのです。それをこの新聞に期待したい”(安高)、“農協が何もかもやるのではなく、…農業者有志がつくるさまざまな自立的な協同組織と、つかず離れずの関係で協力する関係が必要だと思います。そうした先端的な動きを紹介し、理論化していくような試みもおもしろいのではないでしょうか”(増田)等々。
 そういう具体的な農協の動きを紹介、考察、論議しながら、また“これこそ農協運動の今日的テーマ”である食料自給率を“一年間ぶっ通してもいいから取り上げ”ながら、“役職員の意識改革”を行う“素材として活用できる”(阿部)新聞にしていくことを、これからの編集部の仕事にしてほしい。(梶井)。

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(2004.6.30)

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