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【日本穀物検定協会】
穀物収量の減少や震災影響し前年比4億円の減収  日本穀物検定協会

 日本穀物検定協会(穀検)は5月31日、第128回理事会と第81回評議員会を開き、平成22年度の事業報告や収支決算などを承認した。
 事業収入は43億2100万円で前年度比4億円の減収となった。

 世界での主要穀物収量の減少や口蹄疫、鳥インフルエンザの発生による飼養頭羽数の減少で飼料証明業務や輸入雑穀検定業務、安全検査などが前年実績を下回ったこと、東日本大震災で業務に影響したことが響いた。輸入米検査が唯一前年の検査実績を上回った。
 穀検では東日本大震災による福島第一原発事故を受け、放射能測定などの新たな事業に取り組む。多くの原子力施設でモニタリング検査に使用されているシンチレーションサーベイメータ(携帯型の放射線測定器)33台を導入し、5月11日から放射能検査業務を始めた。6月にはさらに10台を追加導入し検査の要請に対応していく。
 また6月中旬には放射性ヨウ素131と放射線セシウム137などを測定できるゲルマニウム半導体測定器(約1.5tの大型装置)を導入し、農林水産物や食品の放射能測定業務を7月からスタートさせたいとしている。
 一般財団法人への移行については、24年4月1日の移行をめざし、8月中に認可申請に向けた準備を進めているところだとした。
 理事改選では(株)日清製粉グループ本社代表取締役社長の大枝宏之氏が退任し、新たに日清製粉(株)取締役業務本部長の田原立氏が就任した。
 評議員は現行27人のうち7人が退任。20人は重任で5人が新任した。任期は新法人設立までとなる。


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