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【ダウ・ケミカル】
ダウ・ケミカル、上半期は減収減益 農業科学のみ好調維持

 ダウ・ケミカルは7月末、2012年第2四半期の業績を発表した。上半期(1〜6月)の業績は世界経済の低迷、中国など新興国の経済活動減速、米国の回復の鈍化などの影響で減収減益となった。

 上半期の売上高(調整後)は292億ドルで前年同期に比べて5%減、金利・税金・償却前利益(EBITDA)は37億ドルで同14%減だった。
 農業科学事業部門は売上高35億ドルで同13%増となり、上半期の売上高としては過去最高を記録。EBITDAも7億6000万ドルで同9%増だった。販売数量は同11%増、販売価格も同2%増と好調だった。一方、電子材料、機能性材料、プラスチックなどそのほかのすべての部門は減収減益だった。
 同社のアンドリュー・リバリス会長兼CEOは今後の見通しについて、「世界のマクロ経済環境は予測された改善状況には至ってない。厳しく不安定な事業環境が続くだろう」としている。


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