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【東京大学大学院生命科学研究科教授】
五十嵐 泰夫 氏

 JA全農が7月9日に新潟で開いた「国産バイオエネルギーの利用拡大に向けて」をテーマにしたセミナーで、「バイオ燃料―世界の動向・日本の方向」と題した講演を行った。

 「今、なぜバイオマス・バイオ燃料か」について、まず、人類の持続的な存続のための「炭酸ガス排出削減・地球温暖化防止」と同時に、国家の持続的存続のための「エネルギー安全保障」とした。
 また、これからのバイオ燃料に必要なこととして、▽地域の特性を活かし、地域を活性化する地産地消、▽未来から今をみて「将来の展望を示すこと」、▽若い人が魅力を感じるような「楽しさや遊び」心をもつ、▽稲なら米だけではなく稲ワラ使用などを含めた基盤技術の開発をあげた。
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(2010.09.17)