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【滋賀県立大名誉教授・近畿農協研究会代表・農業開発研修センター副会長】
小池 恒男 氏

 同氏編著『農協の存在意義と新しい展開方向―他律的改革への決別と新提言』(平成20年12月 昭和堂発行)がJAとJAに関連する協同組合運動についての著書・研究論文などのなかから優れたものに贈られる平成22年度の「JA研究賞」に選ばれた。

 12月15日に行われた授賞式後の記者会見で「13名で共同研究ができ、(農協に対して)批判的なことも書いたのに受賞できて嬉しい」、また「出版の翌年に民主党に政権交代し、出版当時は想像もしないほど行政とJAのあり方が大きく変化した。第25回JA全国大会で行政との関わりを改めたところでもあるので、これについては今後、より研究を深めていかなければならない」と語った。
 本書は「農協の基底条件の変化と農協の対応課題」「農協の事業革新のための戦略的課題」「農協の組織改革の戦略的課題」の3部13章で構成され、研究会やセンターの事業等に参加している気鋭の研究者13名によって執筆されている。
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(2010.12.24)