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サミットにむけて論点整理

−農水省(4/17)

 農水省の白須事務次官は4月17日の定例会見の中で、7月の洞爺湖サミットについて「食糧問題について議論していくべき点を整理した」と語った。  世界的な食糧高騰の問題については「農水省としてもこの問題が大変重要である」と述べ、具体的に議論していく点を4つあげた。  短期的な視点としては、食糧の確保が困難な国への食糧援助と、各国の農産物の輸出規制への対策について。中長期的な視点としては、発展途上国などの食糧生産体制の再確立と、食糧供給と競合しないバイオ燃料の開発推進について。  以上の論点をサミットの議題として提案するかどうかについては、「今後も外務省や財務省、...

 農水省の白須事務次官は4月17日の定例会見の中で、7月の洞爺湖サミットについて「食糧問題について議論していくべき点を整理した」と語った。
 世界的な食糧高騰の問題については「農水省としてもこの問題が大変重要である」と述べ、具体的に議論していく点を4つあげた。
 短期的な視点としては、食糧の確保が困難な国への食糧援助と、各国の農産物の輸出規制への対策について。中長期的な視点としては、発展途上国などの食糧生産体制の再確立と、食糧供給と競合しないバイオ燃料の開発推進について。
 以上の論点をサミットの議題として提案するかどうかについては、「今後も外務省や財務省、環境省など関係省庁を含めて協議していく」と述べた。
 洞爺湖サミットの主要なテーマは環境問題や途上国の開発、アフリカ問題など。5月に横浜で開かれるアフリカ開発会議や、6月にローマで開かれる食の安全保障・気候変動・バイオエネルギーに関するハイレベル会合など、サミットに関連する国際会合での議論を経た上で、食糧問題が議題の一つとして取り上げられるように働きかけていく方針。

(2008.04.18)