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米価下落回避を 怒りのデモ行進

 農民連と食健連は今春以降の著しい米価の下落を受け、政府に対策要請を訴えるデモ行進を8月5日、農水省周辺で行った。

米価下落対策を強く訴えた 09年産の超早場米の販売価格が昨年に比べ大幅に下落したことで、秋の米価下落を回避し、農家の暮らしを守ろうと訴えた。
 デモ行動は日比谷公園霞門で集会を開いた後、農水省を包囲して行進した。
 米俵を担いだ参加者が筆頭となって長い列を成し「MA米を減らせ」「食料自給率を上げろ」「米の安売り反対」「米価の下落反対」と宣伝カーからの声に合わせ力強く農水省前で訴えた。
 集会で農民連の白石会長は「今日のデモで政府の重い腰を上げさせ対策をとらせよう」と参加者をまとめ、植松東京国公事務局長は「先日民主党がマニフェストを見直すに至ったのは我々の運動あってこそ」「農家の時給は今や179円と最低賃金の4分の1というおかしい事態。日本の農と食をどう守るか一大争点にすべく訴えたい」と力強く話した。
農水省前で抗議を行った また坂口食健連事務局長は「総選挙目前という経済運営を下す大きなチャンスの時期。先頭に立っていく決意で行いたい」と訴えた。
 その後農水省と各政党へ要請書の提出による交渉を行った。
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(写真)
上:米価下落対策を強く訴えた
下:農水省前で抗議を行った

(2009.08.06)