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震災復興で農機の果たす役割は大きい  日本農業機械化協会

 (社)日本農業機械化協会は5月25日、御殿山ガーデン ホテルラフォーレ東京で第53回通常総会を開いた。

日本農業機械化協会・第53回通常総会 総会の冒頭、東日本大震災の犠牲者を悼み黙祷した。同会の染英昭会長は「震災で甚大な被害を受けた地域の復旧・復興を通じ、新しい日本を創っていかねばならないが、被災地は第一次産業が中心の地帯であり、農業の復興に注力していくことが必要だ」とあいさつした。
 震災被害からの復興には農機の果たす役割も大きいとして、冠水した農機・施設の対処、津波による塩害を受けた農地の除塩方法などの情報を集め、ホームページなどを通じて発信していく。
 新公益法人制度に基づく移行申請については、公益社団法人と一般社団法人の得失を考慮し「一般社団法人に移行した方が良いだろう」と述べた。25年5月下旬の第55回総会で新法人としての活動を始める予定。
 23年度の事業計画では、昨年からの事業を引き続き行い、特に農作業安全対策の強化・促進、中古農機の価格調査など流通整備対策、省エネ農機制度の確立、などを重点的に行う。
 会員数は前年度当初から会社会員が1減って、56会員となった。
 役員改選では理事4人、監事1人が退任し、理事3人が新任した。23年度は理事22人、監事3人となる。

役員の改選は次の通り(敬称略)
【新任理事】
菊地昭夫(井関農機(株)常務執行役員営業本部長)
富田哲司((株)クボタ代表取締役副社長機械事業本部長)
松本充生((株)タカキタ代表取締役社長)
【退任理事】
西村隆志
清家泰雄
木股昌俊
若山東男
【退任監事】
田上穰畤

 

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