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農業関連への利子助成、来年1月から23年度分の募集を開始  農林中央金庫

 農林中央金庫は「農業メインバンク機能強化」の取り組みの一環として、JAが融資する農業関連ローンへの利子助成事業を展開しているが、同事業の22年度実績を12月8日に公表した。また、23年度助成分については来年1月から募集を行う。

 同事業の実施主体は一般社団法人JAバンクアグリ・エコサポート基金で、JAから融資を受けた農業者へ助成金を交付する。利子助成率は最大1.0%で最長3年間。農業者からの助成申請を受けたJAが基金に代理申請する。農林中央金庫が基金を拠出している。
 22年度は6万1441件に対して総額約10億8900万円の助成金を交付した。
 助成対象資金は▽JA農機ハウスローン(農機・ハウス購入にかかる設備資金)、▽新スーパーS資金(認定農業者・6次産業化法認定者に対する運転資金)、▽アグリスーパー資金(水田・畑作経営所得安定対策対象者に対する運転資金)、▽担い手応援ローン(JAの青色申告支援等の利用者への運転資金)、▽新規就農者向け資金(新規就農者が借り入れる運転資金、設備資金)。
 この事業は平成19年度からスタートし22年度までの累計助成金交付額は25億5700万円となっている。
 第5回となる今回は来年1月〜2月を募集期間とする。助成対象期間は今年1月から12月まで。この間の対象資金の利息分となる。
 助成対象資金を借り入れているJAに申請。交付は来年6月〜8月の予定。


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