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なし崩し交渉参加は許さない―JA全中が緊急要請

 JA全中は6月7日の理事会で「G20サミットを前にしたTPPに関する緊急要請」を決めた。要請では(1)徹底した情報開示と国民的議論を行うこと、(2)なし崩し的な交渉参加を行わないことを強く求めている。

 野田首相は、TPP交渉について4月18日の参議院予算委員会で「国民の理解が進んでいないとか、きちっと国会のなかで審議をしていないという状況のなかで何でもかんでも進めるということではない」と話した。
 しかし、要請では、米国と水面下で交渉を行っていると疑わざるを得ないマスコミ報道が先行し、国民不在のまま、与野党の国会議員にまでも情報を開示しない姿勢や、関係閣僚との間でさえ情報を共有していない事態は「異常と言わざるを得ない」と強調している。
 そのうえで政府は日米首脳会談で米国が関心を示した自動車、保険、牛肉問題についてどのような協議を行っているのか、まったく明らかにしていないとして、何よりもまず徹底した情報開示のもと国民的議論を行うことを求めた。
 さらに、国民的議論による合意がまったくないなかで、G20サミットで交渉参加表明をすることや、なし崩し的に参加手続きを進めることは「国民に対する背信行為であり、断じて認めることはできない」と強く訴えている。

○TPP交渉関連の主要日程
・6月18〜19日 G20サミット(メキシコ)・7月2〜10日 TPP交渉第13回会合(米国)
・9月2〜9日 APEC首脳会議(ロシア)


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