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高品質農産物と土づくりテーマにシンポジウム 12月3、4日

 日本土壌協会は12月3、4日の両日、土づくりシンポジウムを開く。初日は東京・一ツ橋の日本橋教育会館で、「農作物の品質向上と土づくり」をテーマに4人が発表する。2日目は現地視察として茨城県のJAつくば市谷田部産直部会を訪問する。

 高品質で食味の良い農産物を安定的に、多く収穫するには土づくりが欠かせない。特に果実などは、食味がよければ比較的高価でも需要が高いとして、今シンポジウムでは、高品質・良食味の農作物を作るための土づくりをテーマに開催する。
 初日には、JA全農肥料農薬部の小宮山鉄兵氏が、「亜リン酸肥料と農作物の品質・収量向上」をテーマに発表するほか、イチゴやモモの生産について発表がある。
 参加費は会員2000円、一般3000円。シンポジウム終了後の懇談会は5000円。どちらも当日会場で支払う。
 2日目の現地研修会は、先進的な野菜生産地としてJAつくば市谷田部産直部会を訪問する。同部会は部会員全員がエコファーマーの資格を持ち、野菜くずを利用したたい肥生産などを進めている。
nous1211021001.gif 現地研修会の参加費は1人5000円(バス代、昼食費、資料代などすべて込み)で、先着50人。午前9時30分に東京・八重洲から出発する。
 問い合わせは日本土壌協会(TEL:03-3292-7281)まで。

(上の申し込み用紙はクリックすると、大きなサイズが開きます)

 初日のシンポジウムのパネラーと発表内容は次の通り(敬称略)。
▽「食味・品質の良い農作物とその流通」阪下利久・オイシックス(株)
▽「園地診断から明らかになった高糖度モモ園」山本章吾・岡山県農林水産総合センター
▽「高品質イチゴの生産への取り組み」荒井崇司・栃木県イチゴ農家
▽「亜リン酸肥料と農作物の品質・収量向上」小宮山鉄兵・JA全農肥料農薬部


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