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政府備蓄米、加工用米に3万8000tを販売  農水省

 農林水産省は11月1日、加工用米の供給不足分に向けた備蓄米の販売結果を公表した。

 23年産主食用米の価格が18年産、20年産水準の60kgあたり1万5000円程度に戻ったことから、加工用米の価格も上昇し、安価な原材料用米穀を取り扱う米菓、味噌、焼酎用などの低価格帯の供給不足が懸念される状況になっている。
 このため農水省は備蓄米(24年6月現在での在庫量95万t)を販売することにし、10月31日に入札を実施した。 その結果、3万8968tが落札した。買い受け者と数量は以下の通り。▽JA全農:2万5825t、▽全集連:4933t、▽神明:4365t、▽岩塚製菓:2917t、▽三冨実業:470t、▽ホクレン:177t、▽栗山米菓:98t、▽埼玉県米菓工業協同組合:86t、▽山形県米菓工業協同組合:49t、▽JA南さつま:32t、▽関東穀粉:15t。


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