農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

向こう1カ月の主な病害虫発生はなし 農水省が予報発表

 農水省は11月8日、今後1カ月の病害虫発生予報を発表した。現在、発生が著しく多いと予想される病害虫はないが、日本海側では平年より平均気温が低く、雨が多いという予想から病害の発生に注意が必要だとしている。

 この時期、施設栽培では夜間の加温が行われ、外気温より施設内気温の方が高くなるため、病害虫が発生しやすい環境になる。
 このため、施設開口部に防虫ネットなどを設置し、病害虫の侵入や飛び出しを防ぐことや、施設周辺の雑草の除草を徹底することが必要だと注意している。また、夏秋農作物の栽培終了後は、作物残さでの生存虫を死滅させてから搬出し、土中に埋めるなど確実な処分が必要だとしている。
 果樹や茶では、病害虫の越冬量・密度を低下させる対策が重要だとしている。
 発生が多いと予想される農作物と病害虫は次の通り。

病害虫発生予報


(関連記事)
「スタウトダントツ」シリーズに対紋枯病を追加 水稲用箱処理剤「箱いり娘」 (2012.11.08)

大豆でカメムシ類多い予想 農水省が病害虫発生予察 (2012.10.12)

【「スプラサイド」系統一元販売:現地ルポ】JAさつま日置北部営農センター&JA鹿児島県経済連(鹿児島県) (2012.10.12)

水稲除草剤、後期剤のニーズ高まる  報農会シンポジウム (2012.09.27)

(2012.11.12)