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農林漁業成長産業化支援機構CEOに大多和巖氏が内定

 農水省は11月20日、(株)農林漁業成長産業化支援機構の役員を内定した。代表取締役社長(CEO)には、元農林中金副理事長の大多和巌氏(70)が就任する。

大多和巖氏 (株)農林漁業成長産業化支援機構は、8月の国会で成立した「6次化ファンド法」に基づき設立される機構で、国の財政資金300億円を使い、各地で6次産業化に取り組む事業体に出資するサブファンドへの出資を行う会社。このサブファンドにはJAグループも含まれる。
 代表取締役社長に内定した大多和巖氏(写真)は、平成16年に農林中央金庫の副理事長を退任し、同年6月から20年まで農林中金総研代表取締役社長を務めた。同職退任後は、SMBC日興証券顧問を務めていた。
 取締役会長に内定したのは堀紘一氏(67)。元三菱商事で、ボストンコンサルティンググループを経て、(株)ドリームインキュベータを設立。現在、同社の代表取締役会長を務めている。会長職は非常勤、無報酬となる予定。


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