シンとんぼ(175)食料・農業・農村基本計画(17)輸出の促進(輸出拡大等による「海外から稼ぐ力」の強化)2026年1月10日
シンとんぼには農業の持続的発展と食料の安定供給への切なる思いがあり、この思いが一日でも早く実現されることを願いながら、今後の農業を占う様々な事項について持論を展開している。
その一環でシンとんぼでは、大本の法律である食料・農業・農村基本法(2024年6月改正)の条文の理解を深め、シンとんぼなりに基本法をしっかりと学べたのではないかと思っている。
現在、同法の理念を実現する具体的な内容を記した(であろう)2025年4月11日に閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」(以降、「基本計画」)の詳細を検討しながら、基本法の理念がどのように反映され、どうやって実現しようとしているのか等を検証し、農業現場で何がなされなければならないのか探ろうとしている。
前回から「第3部 食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標」の検証を行っており、今回から目標やKPIの設定がどのようになっているかその概要をひも解いている。前回(1)我が国の食料供給の目標・KPIの概要を紹介したので、今回は(2)輸出の促進(輸出拡大等による「海外から稼ぐ力」の強化)をひも解いてみよう。
なお、前回の一覧表のタイトルを"我が国の食料供給"とすべきところ、誤って"食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標"としてしまったことをお詫びして訂正する。
(2)輸出の促進(輸出拡大等による「海外から稼ぐ力」の強化)には、農林水産物・食品の輸出、食品産業の海外展開、インバウンド(訪日外国人旅行者)による食関連消費額といった3つのカテゴリーに分けられており、それぞれに目標とKPIが設定され、これらの合計4.7兆円(各基準年)を2030年には12.5兆円と約2.7倍に増やす目標が掲げられている。
下表にその内容を整理したが、輸出重点品目ごとの輸出額については合計金額のみを示したので、牛肉等の品目詳細については、第4部の目標とKPIの検証の際に合わせて検証しようと思う。

(つづく)
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