"ひとの保障"さらに充実 JA共済が仕組改訂2016年3月24日
JA共済連は、4月1日に、充実した保障ニーズ・手ごろな掛金ニーズ・保障見直しニーズに、的確に対応するために、生命総合共済の仕組改訂を行う。同時に、その内容を広く周知するために「なないろデザインキャンペーン」を実施する。
◆医療環境の変化に対応【医療共済】
入院の短期化、入院費用の高額化など最近の医療環境を踏まえて、以下のように総合的な見直しを行った。
▽「1入院支払限度日数」に、低廉な共済掛金で加入できる「60日型」を新設。入院日数が短期化しているので「365日型」を廃止する。したがって、1入院支払限度日数は、60日型・120日型・200日型から契約時に選択することになる。
▽「入院見舞金の額」を、現行の「入院共済金額の5倍」から「入院共済金額の10倍」に拡充する。これによって、入院時の諸費用負担に従来よりも対応しやすくなる
▽入院の長期化や再入院などに備えるために、従来の「がん重点保障特則」に加えて、三大疾病について保障する「三大疾病重点保障特則」を新設し、三大疾病(所定のがん、急性心筋梗塞、脳卒中および脳腫瘍)については、入院・手術・放射線治療の各共済金を倍額とし、入院も日数無制限保障となる(特則の有無は契約時に選択)。
◆先進医療受療時の保障を充実【医療共済・がん共済】
先進医療を受療できる医療機関は限られているため、先進医療にかかる技術料だけではなく、交通費や宿泊費などがかかるケースもある。そうした諸費用の心配をせずに治療できるために「先進医療一時金」を新設し、契約時に保障の有無を選択できるようにした。
◆共済掛金率を見直し、手ごろな掛金ニーズに対応【医療共済・がん共済・介護共済】
今回の仕組改訂にあわせて共済掛金率の見直しを行い、共済掛金の低廉化を実現した。
医療共済の場合、新設の「60日型」(年払、共済金額5000円、終身保険、入院見舞金保障あり、先進医療保障あり、99歳払込終了、口座振替、解約返戻金なし)と、現行の「120日型」を比べると、20歳男子で約14%、40歳男子で10%、20歳女子、40歳女子で約15%掛金が安くなる。同じ「120日型」でも現行より約10%掛金が安くなる。
◆簡単な告知で加入できる引受緩和型仕組を新設
健康に不安がある人の共済に加入したいというニーズに応え、従来の引受緩和型仕組みよりも加入年齢を幅広くし、簡単に加入でき、しかも充実した保障内容の「引受緩和型終身共済」「引受緩和型医療共済」を新設する。
いずれも18歳から80歳まで幅広い年齢に対応し、簡単な告知で加入できる仕組となっている。これにともなって、従来からの「積立型終身共済」と「引受緩和型定期医療共済」は廃止される。
◆利便性向上をはかる仕組改訂も
自在に保障設計できるように、従来の仕組みの加入年齢範囲の拡大、特約の締結範囲の拡大など、保障設計の自在性を高める仕組改定も実施する。
◆テレビCMなどで「なないろデザインキャンペーン」
「なないろデザイン」とは、年齢・性別・家族構成などによって人それぞれ異なる不安やリスクに対して、JA共済の「ひとの保障」(死亡・医療・老後・介護)を、自在に組み合わせて、一人ひとりにあった保障をデザインするもの。
具体的には、「死亡・学資の備え」となる終身共済・養老生命共済・こども共済、「医療の備え」である医療共済・がん共済、「介護の備え」である介護共済、そして「老後の備え」の予定利率変動型年金共済の7つの共済を、その人にあった保障をデザインする。また、独身から既婚へなど、ライフステージの変化に応じて保障を見直すこともできる。
4月9日から22日までは、「なないろデザイン」のCMが、日本テレビ・テレビ朝日・東京放送・フジテレビ系列局でスポット(15秒)放送される。また日本テレビ系列30局では、4月の「ザ・鉄腕!DASH!!」で、4月から5月放映の「SMAP×SMAP」(フジテレビ系列26局)でも、30秒のCMが放送されることになっている。
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