外貨調達コスト増で減益-農林中金第3四半期2018年2月7日
農林中央金庫は2月6日、平成29年度第3四半期決算を公表した。米国の金利上昇による外貨調達コストの上昇で経常費用が増えたことから前年同期比で減益となった。
経常収益は前年同期比384億円増の1兆1009億円となった。一方、経常費用は同1062億円増の9337億円となった。
この結果、経常利益は同678億円減の1672億円となった。
市場運用資産の状況は29年12月で残高67兆8000億円と、26年の58兆円台から増やしており、円安の影響もあって今期の有価証券利息配当金は前年同期より181億円増えた。 しかし、米国金利の上昇で外貨資金の調達コストの上昇は続き、資金調達費用は同1242億円増加したことなどが影響し減益となった。
金利の動向は不透明な状況が続くが農林中央金庫は「引き続き安定的な財務運営をめざしていく」としている。
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