外貨調達コスト増で減益-農林中金第3四半期2018年2月7日
農林中央金庫は2月6日、平成29年度第3四半期決算を公表した。米国の金利上昇による外貨調達コストの上昇で経常費用が増えたことから前年同期比で減益となった。
経常収益は前年同期比384億円増の1兆1009億円となった。一方、経常費用は同1062億円増の9337億円となった。
この結果、経常利益は同678億円減の1672億円となった。
市場運用資産の状況は29年12月で残高67兆8000億円と、26年の58兆円台から増やしており、円安の影響もあって今期の有価証券利息配当金は前年同期より181億円増えた。 しかし、米国金利の上昇で外貨資金の調達コストの上昇は続き、資金調達費用は同1242億円増加したことなどが影響し減益となった。
金利の動向は不透明な状況が続くが農林中央金庫は「引き続き安定的な財務運営をめざしていく」としている。
(関連記事)
・アジアのクレジットユニオンを論評 『農林中金』2月号(18.01.31)
・【JAしまね・萬代宣雄前組合長に聞く】農水産業貯金保険料積立金凍結を(18.01.24)
・「中間総括」農協改革はどこまで進んだか【福間莞爾・元協同組合経営研究所理事長】(18.01.11)
・中間純利益791億円 日本政策金融公庫中間決算(17.12.12)
・安定的に収益を確保-農林中金上半期決算(17.11.29)
・農林中金 1100億円減益-16年度決算(17.05.26)
重要な記事
最新の記事
-
令和7年秋の叙勲 西沢耕一元JA石川県中央会会長ら93人が受章(農協関係)2025年11月3日 -
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日


































