リースでシェアサイクル用自転車を調達 チャリチャリとＪＡ三井リースが協業2021年9月13日
チャリチャリを運営するneuetは、ＪＡ三井リースと協業し、シェアサイクル用自転車などのリース契約を締結した。neuetは、国内で初めてシェアサイクル事業の設備についてリースによる調達を実現する。
世界的な目標であるカーボンニュートラル・SDGsや、コロナ禍での三密を避ける移動手段として注目されているシェアサイクルだが、従来は車両の初期投資が大きな負担だったことから、モビリティ事業に積極的に取り組むＪＡ三井リースとの協業を進める。協業により、neuetが今秋に福岡市で投入予定の電動アシスト自転車のほか、最新モデルのシティサイクル、スマートロックの設備についてＪＡ三井リースからリースで調達する。
従来は、固定された場所に設置された機器や、使用者が特定されている自動車などにおけるリースの取り組みはあったが、シェアサイクルのように様々な場所に置かれる可能性のある自転車をリースにより調達することは難しかった。これに対し、neuetが開発したスマートロックからの位置情報などを組み合わせることで物件管理を容易にし、かつ利用実績が十分に見込める福岡市での展開について両社で検討し、合意に達した。
また、この協業の一環として、neuetはＪＡ三井リースに対して新株予約権を割り当て、今後の事業拡大への継続的な協力を得ていく。
◎「Charichari（チャリチャリ）」
スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵をあけ、かんたんに利用できる1分6円のシェアサイクルサービス。福岡では2018年2月にサービスを始め、現在までに約2200台の自転車と400か所以上の駐輪ポートを展開。累計550万回以上の利用がある。
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