全農グレインに穀物集荷施設をリース 農業ビジネスをグローバル展開へ ＪＡ三井リース2021年9月30日
ＪＡ三井リースは、米国子会社のＪＡ Mitsui Leasing Capital Corporation（JMCC）を通じて、ＪＡ全農の子会社である全農グレインに内陸穀物集荷施設をリースした。
全農グレインは、米ルイジアナ州ニューオーリンズで、世界最大級の船積み能力をもつ穀物保管・船積施設を運営している。内陸産地から輸出港までのサプライチェーンの強化と穀物等の輸出販売数量を拡大するため、このほど、ミシシッピー河沿いの複数の州にあるリバーエレベーターやカントリーエレベーターなど既存集荷施設の取得を決定。必要資金の調達についてJMCCのリーススキームが採用された。リース対象は、計約160万トンの穀物保管能力がある大規模施設で、ＪＡ全農にとって配合飼料原料の安定供給への戦略性の高い投資となる。
ＪＡ三井リースグループにとって北米は、中期経営計画「RealChange 2025」に掲げる重点地域。また、全農グループとは海外では初めての大型案件となり、ＪＡグループ向けソリューションの多様化につながる。
ＪＡ三井リースグループは、農林水産業の持続的成長への貢献をサステナビリティ経営における重要課題と位置付け、最適なフードバリューチェーンの構築に向けてソリューションを提供。農業水産業における知見や、ＪＡ系統と三井グループを背景としたネットワークを活用したビジネスを日本全国で展開している。同案件を機に今後は、海外でも、全農グループとのグローバル連携を含め、農業関連ビジネスを積極的に進めていく。
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