高齢ドライバー支援 「きずな号」に"運転能力"と"安全運転"機能拡充 JA共済連2022年4月26日
JA共済連は、高齢ドライバーが安全に運転を継続できるよう、自動車安全運転診断車『きずな号』の「運転能力診断」と「安全運転診断」の機能を拡充した。
「運転能力診断」高速道路走行シーン
JA共済は、高齢ドライバーの交通事故発生状況を踏まえ、自動車安全運転診断車『きずな号』に最新のドライビングシミュレーター機能を搭載。「運転能力診断」と「安全運転診断」の機能拡充を図った。
「運転能力診断」では、動体視力や判断力、記憶力など自動車の運転に必要な認知・判断能力を測定。従来はタッチペンによる診断だったが、モニターに映し出されたリアリティのある交通場面に対して、ハンドルやアクセル、ブレーキ操作などの動作を行い、運転能力を測ることができるよう改良した。高速道路の走行シーンでは、走行中に道路に設置された指示を読み取れるか診断し、「アクセルとブレーキの踏み間違い」の危険性を測定する。診断結果は5段階で測定し、低下している能力を補うためのアドバイスや安全運転サポート車(サポカー)導入の検討など、運転継続に必要な情報を提供する。
自動車安全運転診断車『きずな号』
「安全運転診断」には、危険運転が発生しやすい地点の中から、「見通しの良い道路(脇見・漫然運転)」、「駐車場(安全不確認・脇見)」、「信号機のある見通しの悪い交差点(信号の変わり目での無理な進入)」で発生する危険な場面を新たに搭載。診断結果は、事故・危険運転・違反回数などの走行結果を総合的に5段階で測定し、危険場面や危険予測のポイントについて情報を提供する。
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