「仲間が仲間を守っている」JA共済 能登半島被害で1413億円支払い JA共済連2024年8月1日
JA共済連は7月31日、能登半島地震被害に対する建物更生共済の支払い件数と支払金額を発表した。
7月26日時点で支払い件数は11万261件で支払い額は1413.2億円となった。調査進捗率は98.1%となっている。
共済金支払い額は2016年に発生した熊本地震被害での1487億円に匹敵する額となっている。
JA共済連は能登半島地震発生後、全国規模の広域査定支援体制を確立し、被災県域の職員に加え、全国から延べ1230人の職員が損害査定を実施した。
また、支払いを早期に完了するため被災県域に加え3拠点(全国本部、川崎センター、大阪センター)での集中事務処理支援体制を整備した。
組合員・利用者からは「初めての大きな地震で不安なときにJAが近くにあり、ありがたかった」、「なにより、はじめに安否確認をしてくれてうれしかった」、「大変さ、被害の大きさ、不安を共有できてうれしい。安心した」、「共済金があると思うだけで半歩前に進める気がする」などの声が寄せられている。
JA共済に加入している組合員・利用者は全国で約1400万人。このうち建物更生共済への加入者は500万人。31日の記者会見でJA共済連の村山美彦理事長は「仲間が助け合い、被災地した仲間のために共済金が支払われている。組合員・利用者のみなさんにこそ支払い状況を伝えたい」と話し、「地域の一日も早い復旧に役立てるよう総力を挙げて取り組んでいきたい」と力を込めた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日